8/12(水)妊娠13週6日 お昼ご飯 親子丼【夫飯】

8/12(水)妊娠13週6日 お昼ご飯 親子丼【夫飯】

昨晩、卵が余っていた冷蔵庫を見て思いついた献立は、親子丼。

仕事終わりの妻に「今日は親子丼でいい?」と連絡すると、「いいねえ」との言葉が返ってきた。

その連絡を確認して、台所の前で深呼吸をする。

 

蘇るのは、いつかの夕ご飯。

以前、気合いを入れて作った親子丼が、箸にも棒にもかからない結果になった記憶が鮮明に思い出される。

美味しくもなく、不味くもない親子丼。

あの日の雪辱を果たすのは、今しかない。 

 

クラシルで「親子丼」を検索し、レシピを開く。

数ある中から「めんつゆで簡単 親子丼」を選び、調理開始。

 

三つ葉を入れると書いてあるが、無い物は無い。

潔く諦めよう。

 

めんつゆと水をフライパンに入れ、鶏肉と玉ねぎを投入。

中火で火が通った後は強火でひと煮立ちさせる。

 

ここで味見。

 

悪くはないが、今日の妻のリクエストは「濃いめの親子丼」だ。

このままでは前回の二の舞になってしまう。

 

ここからはレシピがないため、感覚との戦いになる。

 

「醤油を少し入れてみよう」

「ほんだしもいいかもしれない」

「お酒は…やめておこう」

 

試行錯誤を乗り越えて、再び味見。

 

「…よし」

 

道場六三郎のように深く頷き、最後は溶き卵を入れて完成。

 

容器に移し、正座をして待つ妻の前に運ぶ。

 

「お待たせ致しました。親子丼でございます」

そっと差し出し、妻の顔色を伺う。お手並み拝見といった面持ちだ。

 

妻は容器を持って、親子丼の香りを嗅ぎ、目を瞑る。

そしてゆっくりと、出来上がったそれを口に運ぶ。

 

数秒ほどの沈黙が、永遠のように感じられる。

妻の言葉を待つこの時間が、僕にとって良となるか悪となるか。

果たして妻から出る言葉は–。

 

 

「お店の味みたい」

  

神から頂いたS評価を、僕は生涯忘れないだろう。

  

 

多めに作ったのでお昼ご飯にしました。

 

妻に感謝し、完食。お疲れ様でした。

・まとめの一言

本当嬉しかった。