7/27(月)妊娠11週目6日 お昼ご飯 海苔弁

7/27(月)妊娠11週目6日 お昼ご飯 海苔弁

最近、スマホのパズルゲームにハマっている。

最初の内はミスなくクリアしていたのだが、回数を重ねるごとに難易度が上がり、ノルマをクリア出来ないことが増えてきた。

その中で、「あと1〜2ターンあればクリア出来たのに…」ということが往々にしてあるのだが、「100コインを使えば5ターン追加できます」との機能があるのでそれを上手く活用している。

 

しかし先日、とある場面で「5ターンあっても絶対にクリア」できないほどのノルマ失敗をしてしまった。

諦めて最初からやり直そうと思ったのだが、操作ミスをしてしまい、「100コインを使えば5ターン追加できます」の機能を使用してしまったのだ。

もちろんその5ターンでは成功することもできなかったので、貴重な100コインは無残にも散っていった。

 

無課金でコツコツ貯めたコインを無駄にしてしまった事をとても悔やんだが、このまま落ち込んでも仕方ないので、「まぁ現実で100円を失った訳でもないし」と無理やり気持ちを切り替えた。

仮想世界で失った100コインを、現実世界の100円に置き換えて、僕は立ち直ったのだ。

 

 

数日後、小雨が降る中、妻を駅まで送っていった。

改札を通過した妻を見届けた後、休日だった僕は駅近のコンビニで唯一の趣味である「プロ野球チップス」を二袋買って帰ることに。

浮かれ気分でレジに並ぶと、ここで思わぬ事件が発生する。

 

「レジ袋の有料化」

 

この状況をすっかり忘れていた僕は、エコバックも何も用意していなかった。

数円の話なので袋を買えば済む話なのだが、前述の通り、僕は仮想世界の100コインを失っただけでも落胆してしまう人間だ。

現実世界の数円を、うっかりミスで失う訳にはいかない。

レジ袋の購入を丁重にお断りし、二つのプロ野球チップスを手に取ってコンビニを後にした。

 

すると、天気は大荒れに変わり、傘をさしていても全身が濡れてしまうほどの雨と風が待っていた。

無論タクシーなどの選択肢は毛頭なかったので、右手に傘を、左手にプロ野球チップス二袋を持って家に向かった。

 

視界に入ってくるのは大粒の雨。

耳に入ってくるのは傘に当たる雨音。

無心で歩き続け、やっとの思いで自宅に着いた。

 

傘を閉じ、鍵を開け、プロ野球チップス一袋を机の上に置く。 

びしょ濡れになった服を洗濯機に入れ、手洗いうがいと着替えを済ませたところでふと気がついた。

 

 

プロ野球チップス、一袋落としてる…。

 

来た道を辿れば見つけられるかもしれないが、外は変わらぬ豪雨と豪風。

心が折れた僕にその選択肢はなかった。

 

「プロ野球チップスを一袋落とすなんて」

「こんな事ならレジ袋を買えばよかった」

「そもそも駅近ではなくて家の近くのコンビニで買えばよかったのでは」

 

後悔の念に駆られていると、追い打ちをかけるようにいつかの失敗が蘇ってくる。

皮肉なことに、コンビニで買ったプロ野球チップスは税込100円。

 

あの時無駄にした100コインは、現実の100円に置き換えて気持ちを切り替える事が出来たが、今回は本当に100円を無駄にした結果に。

  

「仮想世界で100コインを失った自分」+「現実世界では100円を失っていない自分」=「±0円」の式が

「仮想世界で100コインを失った自分」+「現実世界では税込100円のプロ野球チップスを落とした自分」=「−200円」に変わってしまったのだ。

 

雨と風と落胆に包まれた僕は、ひとまずプロ野球チップスのカードを確認した。

 

しかし何故、このような出来事を長々と書いたのか?

  

妻が「その話、面白いね」と言ってくれたからです。

 

久しぶりの妻飯。

それがわっぱ弁当となれば、海苔弁となれば、気分は最高潮だ。

波に乗るように海苔弁を口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

前半戦をダラダラと長く書きすぎてしまったので、シンプルに締めくくります。

 

「やっぱり、妻のご飯はうめぇ…」

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。