7/15(水)妊娠10週1日 お昼ご飯 牛丼【夫飯】

7/15(水)妊娠10週1日 お昼ご飯 牛丼【夫飯】

所信表明をしたものの、昨日の夕ご飯はお休みだった妻が美味しい天ぷらを作ってくれた(妻よ、写真を待っています)

と言うことは、今日のお弁当の準備は何も出来ていない。

妻は「牛丼作るから大丈夫だよ」と言ってくれてはいるが、その言葉に甘えてしまっては、三日坊主ならぬ即日坊主。

そんなモヤモヤを抱えた昨晩、妻が先に眠りについた。

一方、僕は眠気がやってくる気配すらない。

朝型人間と夜型人間の違いが顕著に現れたその時、答えが導き出された。

 

今から牛丼を作ろう。

 

妻の牛丼が食べたい気持ちはあるが、「生肉」が弱点の妻に、朝から牛の独特な匂いを嗅がせる訳にはいかない。

僕は「クラシル」という相棒と共に、大海原へ飛び出した。

結果、一回妻を起こしてしまいました。

音が出ないようにゆっくりこっそりと調理しているつもりだったが、静かな部屋に響く換気扇の音、炒める音、流水の音。

日々の喧騒では目立たない音が、梅雨の夜長に響き渡る。

その音で目を覚ました妻は全てを察して、寝室から「ありがとうね〜…」と消え入りそうな声を届けてくれた。

 

妻の声に安堵しながらも、「お弁当 夜作る 保存方法」と検索し、次の旅に出た。

 

牛丼だけで終わらせない妻の優しさ。

朝にたまご焼きを作る労力も相当なものだろう。

「休んでいいのに」と思いつつも、いざ美味しいたまご焼きを目の前にすると、浮き足立ってしまう。

破顔しながら、一番近いたまご焼きを口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

ひとまず、今日のお昼ご飯も大成功だ。

妻のたまご焼きさえあれば、どんな状況でも間違いがない。

口の中で広がる品のあるお出汁の味は、「料理」というものを一から教えてくれる。

少しでもこの領域に近づきたいが、果たして牛丼の味はどうだろう。

恐る恐る口に運ぶ。

 

「…まぁ…大丈夫でしょう…」

 

牛丼の体は成している気がする。食べられない味ではない。

ただ、妻の舌には合うのだろうか。

もしここで失敗してしまったら、今後の生活に影響を及ぼす。

僕がいくら手伝おうとしても、「こいつには任せられない」とますます妻の負担になってしまう。

震えながら怯えていると、妻からの連絡が入った。

そこに記されていた文字は-。

 

「牛丼、美味しくてたまげた!お店の味だったよ」

ホッと胸を撫でおろして、妻を想う。

嬉しい、良かった、ありがとう。様々な言葉が入り混じる中、一番色濃く浮かび上がってきたのは、この言葉だった。

  

  

たまげたって、可愛いね。

 

妻に感謝し、完食。お疲れ様でした。

・まとめの一言

褒めて伸ばしてくれてありがとう。