6/29(月)お昼ご飯 二色弁当

6/29(月)お昼ご飯 二色弁当

妻を駅まで送った後、毎回すれ違う男性がいる。

その方は、いつも小さなお子さんと散歩しているようなので、ここではパパさんと呼ばせて頂きます。

ちなみに以前妻は、錚々たる一流企業が名を連ねるオフィス街でパパさんを見たこともあり、僕たちは「凄い人」という認識で捉えていた。

 

ここで問題なのが、パパさんとすれ違う時、僕は必ず一人ということだ。

 

恐らく僕は「何でこいつ毎日一人で歩いているのだろう…?しかも部屋着で…」と思われているに違いない。

さらに驚くべきことは、休日に一人で買い物をしている時も、パパさんと遭遇しているのだ。

いつもと違うルートを選んでも、少し遠回りをしても、僕たちは巡り会う。

これが少女漫画ならミラクルラブストーリーの始まりだが、現実はそうもいかない。パパさんは、得体の知れないおじさんと毎回遭遇する恐怖に怯えているだろう。

 

しかし、今日。全てが解決した。

妻を送っている最中、パパさんとすれ違ったのだ。

妻と僕を見るパパさんの表情は「あっ!そういうことね!奥さん送っていたのね!なるほどね!」と安堵に満ち溢れていた。

僕たちは、心からの笑顔で会釈を交わした。 

 

僕の身元を明らかにしてくれるのは、免許証でもなく、保険証でもなく、妻なのかもしれない。

 

大きな問題をクリアした後の二色弁当。

「おめでとう」と言わんばかりの色鮮やかな盛り付けが、愉快な気持ちにさせてくれる。

その喜びを隠しもせずに、二色弁当に喰らいつく。

 

「うめぇ………」

 

妻の十八番となりつつある、二色弁当。

そぼろとたまごの見事な合わせ技は、オール一本で金メダルだ。

 

そぼろだけ食べても、そぼろとご飯を食べても、そぼろとたまごを食べても、たまごだけ食べても、たまごとご飯を食べても、そぼろとたまごとご飯を食べても、全パターンが美味しい。

クラリネットをこわしちゃった、のようになってしまったが、二色弁当の楽しみ方は数多にも及ぶ。

 

そして今日は、いつもよりもたまごがフワフワのように感じる。

これは問題が解決した心理状態から生まれるものなのか。

はたまた妻の魔法なのか。

妻が帰ってきたら突撃取材を試みよう。

 

二色弁当に負けず劣らずの存在感を見せるのが、さつまいものレモン煮。

以前、s君のお母さんからお教え頂いた逸品を、ここで再登場。

さつまいもの甘味とレモンの酸味が、気持ちの良いそよ風を吹かせてくれる。

二色弁当で熱くなった体を、さつまいものレモン煮がそっと扇ぐという見事なコンビネーションに、午後へのやる気がますます湧いてくる。

 

一週間の始まりとなる月曜日も、妻のご飯のおかげで、良いスタートが切れそうだ。

身分も証明してくれて、鼓舞もしてくれる。

妻は誰よりも「凄い人」である。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。