6/18(木)お昼ご飯 ガパオライス

6/18(木)お昼ご飯 ガパオライス

昨晩、夕ご飯の準備を進めていた妻。

その横で突っ立っていても邪魔なだけなので、「何か、出来る事はございやせんかね?」と手を揉みながら尋ねると、「じゃあ、サラダをお願いしようかな」と任務を与えてくれた。

サラダといっても、茹でてあったオクラと水菜を切るだけなのだが、問題はドレッシング。

ノープランだったので妻に助けを乞うと、梅干しを使用したドレッシングを提案された。

名案を頂いた僕は、冷蔵庫から祖母の梅干しを取り出して、手で千切ってサラダに混ぜようとしたが、妻の考えは違った。

「包丁で叩いて、そこにポン酢入れると美味しいよ」

なるほど。確かにそっちの方が美味しそうだ。

しかし、妻はもう一歩先を目指していた。

「あっ、朝採った大葉があるから、それも混ぜてみようよ」

 

指示通り、梅と大葉を叩いて、容器に移してポン酢をかける。

それをサラダに混ぜて食してみれば、笑顔という名の花が咲く。

 

何気ないやり取りではあったが、この一連の時間が、僕にはとても有意義なものに感じる事ができた。

 

しかし、梅を素手で千切ろうとしていた自分。

もし、お料理ターミネーターが我が家にいたら、「ガサツオトコ、ショウキョ」とレーザーか何かで消されていただろう。

 

そんな「ガサツオトコ」に毎日お昼ご飯を用意してくれる妻の優しさが、改めて身に沁みる。

一日中、家に籠もりっぱなしの僕に差す、唯一の光と言っても過言ではない。

このご恩をどのようにして返せばいいか分からないが、まずは感謝してガパオライスに喰らいつこう。

 

「うめぇ………」

 

美味しい、を維持することはどれほど大変なのだろうか。

食べる度に、僕の中で自動的にハードルは上がっているはず。

「前回はこれくらい美味しかった」「今回はもっと美味しいんだろうな」

誠に勝手ながら、潜在的にそのような事を考えているかもしれない。

 

いわばこれは、「抱腹絶倒、大爆笑間違いなしの一発ギャグです!どうぞ!」と紹介されて舞台に上がるようなものだ。

そこで爆笑を引っさげて帰ってこれる猛者はなかなかいないだろう。

 

しかし妻は、猛者中の猛者だ。

 

日々上がっていくハードルを、難なく超えていく。

 

ガパオライスのエスニックな味付けは、いくら食べ進めても「うめぇ………」が止まらない。

終盤戦に、目玉焼きと一緒に食べる時の興奮たるや、その温度を奪われることはない。

 

さらに最近は、妻特製のきんぴらごぼうの存在が大きい。

きんぴらごぼう(以下KG)のアクセントが、ひと味もふた味も加えてくれ、ガパオをより際立てる。

 

昨晩のドレッシングのように、妻は常に「どうしたら、さらに美味しくなるか」という事を考えているのだろう。

 

尊敬の念を抱く他ないが、僕も負けてはいられない。

次、サラダを用意するときは、妻が「うめぇ………」と唸るようなドレッシングを考案しよう。

 

だからこそ、この方に手を貸して頂きたい。

 

お料理ターミネーターよ、一つよろしく。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。