6/17(水)お昼ご飯 唐揚げ

6/17(水)お昼ご飯 唐揚げ

梅雨にも関わらず、妻の休日に呼応するように、空も青く晴れ渡る。

そのチャンスを見逃さない妻は、朝から洗濯物を回してくれて、あっという間に外へ干されていた。

太陽も燦々だ。洗濯物も気持ちよく乾いてくれるだろう。

それらを済ませた妻は、所要で外に出た。

しばし一人の時間となった僕は、ひとまず仕事に専念する事に。

 

数時間後、妻が帰ってきたのが、そこで事件が発生。

 

家の近くまで戻ってきたという連絡を受け、ベランダから妻の帰りを待っていた。

すると、同じマンションに住んでいる見ず知らず女性が出てきたと同時に、妻が見えてきた。

僕に手を振る妻。

妻に振り返す僕。

そして、妻がお家に帰ってきたのだが、その表情は青ざめていた。

「どうしたの?」と聞くと、意外な答えが返ってきた。

 

「さっき、あなたに手を振ったのに、マンションから出てきた知らない女の人に、満面の笑みで手を振り返された」 

 

ホラーは一旦さておいて、今日はなんと唐揚げである。

最後に食べた日を調べたところ、4月29日

この空白の時間を埋める為に、レモンをさっとかけて、一番大きな唐揚げから口に運ぶ。

 

「美味しい……………」

 

僕はなぜ今まで、こんなに美味しいものを我慢してこられたのか。

衣がサクッと弾け、中から肉汁が溢れる柔らかい鶏肉。

噛むほどに、その喜び極まる美味しさが広がっていく。

 

「はあ…美味しい………」

 

一個食べる度に、そう呟く時間が長くなる。

聞けば、今日の味付けは鶏がらスープを多く入れて、少し濃いめにしたらしい。

数々のマイナーチェンジを経た上での、この美味しさ。

 

もはやここまでくると、「美味しい」を通り越して「美しい」と感じてしまう。

 

熱々の唐揚げを食べて、「美しい…」。

唐揚げの旨味が消えない内にかき込むご飯も、「美しい…」。

そして何よりも、美味しい唐揚げを作る妻が、「美しい…」。

 

美しい唐揚げと妻のおかげで、僕はどこまでも走り出せそうだ。

ゴールまで走り切った暁には、唐揚げと妻に手を振ろう。

もし、二人の近くで知らない女性も手を振っていたとしても、僕は見えない振りをしよう。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。