6/8(月)お昼ご飯 ウインナー

6/8(月)お昼ご飯 ウインナー

妻はとても静かに寝る。

 

寝相が激しい僕に対し、寝返りも最小限。いびきをかくことも滅多にない。というよりは聞いたことがない。

それを見た僕は我が身を振り返って心配になり、「俺、いびきかいてない?」と妻に何度も確認を取っている。

その都度「かいてないよ」と返ってくるが、優しい嘘の可能性もある為油断はできない。

 

そして昨晩。疲れているのか、ソファーで瞳を閉じていた妻。

声をかけようとしたが、寝息すら響かないその異様な睡眠スタイルに驚きを隠せないまま、しばし観察。

 

 

 

妻、変化なし。

 

生存確認を行いたくなるほどのサイレントスリープ。

さすがに少し心配になった僕は、妻に手を差し伸べようかと一考したが、思わぬ
形で妻の生を確認することができた。

 

 

妻の眉毛が一瞬だけ、「ピクッ」となりました。

どっちにしろソファーで寝る訳にはいかないので、一言かけて妻には寝室へ向か
ってもらった。

眉毛が「ピクピクッ」と動く。

ウインナーに、たまご焼き。

この二つを見てウキウキを隠せるほど、僕は大人ではない。

「今週も頑張るぞ」と気合いの必要な月曜日にこのラインナップは心強い。

僕を後押しする、赤く燃える情熱のようなウインナーを口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

ケチャップ味のウインナーは、幾つになってもたまらない。

小さい頃食べたあの美味しさが、今も変わらずに輝いている。

この味はいつまでも錆びることはないだろう。

錆びるとしたら、僕の舌だ。

そんな状況に陥らないよう、妻が作ってくれるバランスの良い美味しい料理をしっかりと食べよう。

 

ウインナーの旨味を味わった後に食べるご飯もこれまた格別で、この一連の作業のおかげで僕はわんぱく心を忘れないでいられる。

 

それはたまご焼きも同様だ。

変わらぬ美味しさと優しさが、純粋に食事を楽しく味わうことの喜びを何度も再認識させてくれる。

その認識は水平展開されていく。

 

レタスを食べれば「新鮮で美味しいな」と。

トマトを食べれば「甘みが効いてて美味しいな」と。

たくわんを食べれば「歯応えがあって美味しいな」と。

 

この瞬間瞬間、僕は間違いなく喜びを感じている。

 

「妻の料理だったら、いくらでも食べられるのではないか」

寝言のようなことを考えてしまったが、あながちそれは夢ではないかもしれない。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。