【夫飯】6/5(金)お昼ご飯 うどん

【夫飯】6/5(金)お昼ご飯 うどん

今日お休みである妻は、所用で外に出る

すると出発前、思い出したかのように口を開いた。

 

「あっごめん!お昼ご飯用意していない」

 

謝ることなど何もない。毎日作ってくれていることが凄すぎるのだから。

 

「大丈夫大丈夫。適当に作って食べるから」

そう吹いてみたが、手は震え、膝は笑い、汗は止まらない。

 

僕は昨晩、失態を犯しているのだ。

夕ご飯に鶏スープ的なものを作っている最中、調子に乗った僕は「ここに妻が好きな鶏団子を入れたら、喜んでくれるのではないか」と、大急ぎで鶏団子の作成に取り掛かった。

それが見事に大失敗。

外にはちょうどパトカーが止まっていたので、この勢いのまま自首を検討するほどの大失敗。

 

湘北に負けた要因を求められた田岡監督風に言えば

「冷凍庫に入っていた鶏ひき肉を、チンすれば解凍できると決めつけていた。敗因はこの私!食材は最高のプレイをした!」

 

さらに、僕の中の三井寿が言う。

「料理が…料理が怖いです…」

 

すると、安西先生がバスケットボールを持ちながら答えをくれた

 

「うどんにすれば」

 

普段の妻のお昼ご飯がフルメイクだとしたら、今日のこれはどすっぴん。

化粧っけもなく、色気も魅力もあったもんじゃない。

無の境地でうどんをすする。

 

「…うん………」

 

はっきり言って、まずくはない。

うどんを茹でて、卵を落としてめんつゆをかける。最後に鰹節を散らせば、特段文句はない。

 

ただ、一つだけはっきりと足りないものがある。

 

それは「愛」だ。

 

愛から生まれる、美味、機微、感動。

このうどんにはそれがない。

 

もちろん僕には僅かではあるが、自己愛はある。

しかし、そんな独りよがりなものでは感動は呼び起せない。

 

食材一つ一つに向ける愛。

時間を大切に使う愛。

誰かを想う愛。

 

妻の料理にはたくさんの愛が詰まっている。

だからこそ、心からの「うめぇ………」や「美味しい………」が出てくるのだ。

 

今日、僕はまた一つ学んだ。

料理に大切なのは「さしすせそ」ではない。

 

「あいうえお」だ。

あ 愛

い 慈しみ

う 敬う

え 笑顔

お 温情

 

慈しみあたりから「俺、何言っているんだろう」と、若干鳥肌が立ってきました。

 

何はともあれ、妻の偉大さを改めて実感したお昼ご飯であった。

 

妻に感謝し、完食。お粗末様でした。

・まとめの一言

早く帰ってきてくれええええ。