6/4(木)お昼ご飯 しょうが焼き

6/4(木)お昼ご飯 しょうが焼き

昨日、スケボー少年たちを小窓から確認する際に、網戸の埃が気になった。

そういえば、この網戸は長い間手付かずだ。

 

思い立ったが吉日とばかりに、クローゼットの中から「網戸の埃取り」を取り出した。

これは以前、百円ショップで購入したものだが、お値段以上の優れもの。

網戸を数往復すれば、ものの見事に綺麗な網戸に。

一種の快感を味わう為に、埃取りを網戸にかけて、静かに下ろす。

瞬くに取り除かれる数多の埃。

 

それを見た僕は思う。

「お腹の脂肪も、これくらい簡単に落ちればいいのに」

職場で久しぶりに同僚の方々とお会いした妻は、たくさんの「痩せたね」を頂いたそうだ。

 

方や僕は家でずっと一人なので、痩せているのか変わっていないのか太っているのかも分からない。

時折鏡を見てみるが、楽しいんだが、悲しいんだが区別がつかない表情のおじさんが立っているだけだ。

綺麗になっていく網戸と妻に反比例するように、心に埃をまとったまま、仕事へ戻った。

「美味そう…」

ひとりごちてしまう程、完璧なお昼ご飯。

いや、一旦冷静になろう。

 

そんな簡単に完璧なお昼ご飯とは巡り合えないはずだ。そもそも完璧ってなんだ?物の本を開いてみよう。

・完璧「足りない部分や欠けている部分が一切なく、みごとであるさま。完全であるさま。 」

 

やっぱり完璧なお昼ご飯でした。

納得しながらしょうが焼きに喰らいつく。

 

「うめぇ………」

 

昨日の牛丼に続き、妻は男心をくすぐってくれる。

甘辛く炒められた豚肉と玉ねぎ。

この一文に、ロマンが詰まっている。

ガッツリ豚肉に、食欲をそそられる味付けが絡みつく。

それらの旨味が玉ねぎにも染み渡る。

僕のほっぺは、過着果の柿のように落っこちていく。

 

そして今日も、ご飯とキヌアが共存している。

ダイエット面にも配慮を忘れない、妻の視野の広さは完璧だ。

 

感謝の気持ちをもってすべてをかき込めば、牛丼とはまた違った美味しさが訪れる。

牛と豚。

それぞれが一歩も引かないパフォーマンスを見せつける。

 

料理をしている妻はさぞ楽しいことだろう。

その料理を食べている僕はさぞ幸せなことだろう。

 

妻のお母さんから頂いたふきも、絶妙なゆで加減の卵も、たくさんのお野菜も、僕を幸せに導いてくれる。

 

午前中は脂肪だダイエットだデブだ埃だなんて騒いでしまったが、今となっては遠い昔のように感じる。

 

すべてを食べ終えて一息つけば、ほっこりとした気持ちで完璧なお昼ご飯を満喫することができた。

  

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。