6/3(水)お昼ご飯 牛丼

6/3(水)お昼ご飯 牛丼

妻がいない一人のお家は、とても静かだ。

少し前に問題となっていた「カッ」も聞こえない。

あのおじさんもご家族に注意されたのだろうか。

「ちょっとお父さん!前から言おうと思っていたけど、その「カッ」ってやつ止めて!カウントするなら別の手段にして!」

もしそんなことを言われていたとしたら、そのおじさんを可愛く思えてしまう。

 

やはり、人にはそれぞ「いえーい!」生活があって、「お前それむずくね!?」がある。

だからこそ「ほらやっぱりできねーじゃん!」だと思う。最後に言いたいのは「いってえ!マジ擦りむいた!!」

 

うるさいなあ!!

 

小窓からこっそり外を覗くと、中学生くらいの少年数人が家の前の道路でスケートボードに興じていた。

その大きな声もさることながら、大技に失敗した際のボードが道路や壁に当たった時の衝撃音たるや。

カート・コバーンがギターを破壊した時もこれくらいの音量だったのだろう。

 

少年たちよ。遊ぶのはいい。今日は晴天だ。その溜まりにたまったエネルギーを世界へ放出するのが健全だ。

しかし、あと五分歩けばスケートボード場が設営されている公園があるのに、何故ここで技術を磨く?

 

スケートボード場に嫌な奴でもいるのかな?長いヒゲを生やした主がいて自由に遊べないのかな?はたまた、ただ単に面倒くさいからなのかな?

 

これらのうっ憤を、少年たちにも世界にも放出できず、冷たいお茶で流し込んでいる僕は立派なおじさんなのだろう。

久しぶりの牛丼。

先日、牛丼のCMを見て「食べてぇ」と一人呟いていた僕を見透かしているかのような完璧なメニュー。

さらに妻は、たくさんの汁を別に分けてくれていた。

もし、朝の段階で汁をかけてしまっていたら、お昼には見るも無残な状態になっていただろう。

これはつゆだくを好む僕への思いやりに他ならない。

妻と牛丼に手を合わせた後、思いきり喰らいつく。

 

「うめぇ………」

 

牛の旨味が、ご飯と汁にも流れ、それを一緒にかき込めば、言葉にならない喜びが湧き上がる。

肉と米を同時に噛みしめる幸せは、長いブランクもあってか、これまで感じたことのないほどの大きなものだった。

もちろん、玉ねぎと紅しょうがの存在も忘れてはいけない。

これらがすべて合わさって、「牛丼」となる。

あの日、「食べてぇ」と呟いた僕に連絡を入れてあげたい。

 

「もうすぐ食べられるよ」と。

 

ダイエット中ということもありご飯は少なめだが、それを補って余るほどのサポートメンバーがラインナップ。

まず目に入るのが、たまご焼き。

その美味しさは揺るがぬ安定感。さらに、しっかりゆっくり噛んで食べれば、一個でもお腹は中々満たされる。

いつか「ご飯+たまご焼き」のみの、日の丸弁当ならぬバチカン弁当が現れたとしても、何の不満も抱かないはずだ。

 

キヌアサラダなどのお野菜やひよこ豆もバランスよく食べ進めていくと、僕はみるみる満腹に。

 

食べる量は格段に減っているのに、お腹はしっかり満たされる。

妻のお料理マジックには種も仕掛けもないが、これからも手を変え品を変え、僕を驚かせてくれるだろう。

  

この終わり方、どっかで書いた記憶があるなぁ…。

  

妻に感謝し、完食、ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。