5/19(火)お昼ご飯 サラダ トマトスープ

5/19(火)お昼ご飯 サラダ トマトスープ

少し前、近所で豪邸と呼べるようなお家の建設を行なっていた。

妻と一緒に駅へ向かう度、その大きなお家がゼロから作り上げられることに、人知れず感動を覚えていた。

完成を目の当たりにした時は、全くの無関係者にも関わらず、感慨深い気持ちにもなったものだ。

完成から数日後、インターホンが二つ付いていることに気が付いた。

そして、左のインターホンの上には「A」、右の上には「B」と記されていた。

二世帯住宅かもしれないし、そうじゃないかもしれない。

それよりも僕が大きく気になったことが一つ。それをそのまま妻にぶつけてみた。

 

「これ、もし佐藤さんのお家だったら、右には佐藤B作さんが住んでて欲しいね」

 

妻はきょとん顔。

結果として、妻は駅までその顔を保っていた。

 

そんな失敗を犯した数ヶ月後。

先日、テレビを見ていたら「佐藤B作」さんが出演されていた。

上記の出来事を思い出した僕は、つい妻に話しかけてしまった。

 

「前に話した佐藤B作さんってこの人だよ」

  

すると妻は、少し間が開いた後、合点がいったように口を開いた。

「あ〜、この人があそこに住んでるんだ」

  

可能性は、ゼロではない。

このお昼を食べている姿を、知人友人他人に見られたら間違いなく「女子かよ!」と突っ込まれてしまうだろう。

しかし、今の僕の体は、もはや「女子」だ。

このお昼ご飯を見て、少しテンションが上がるくらいの「女子」的要素は兼ね備えている。

「男ってさぁ〜噛まずに食べ過ぎじゃない?」

そんなキラーワードさえも、僕は手に入れてしまった。

 

小指を立てながら、サラダを口に運ぶ。

 

「美味しい…」

 

奥底に眠るお野菜の甘みをしっかりと感じられようになったのは、このダイエットの成果の一つと言える。

今までだったら飲み込んでしまっていたタイミングで、もう一噛み、もう二噛みと回数を重ねる毎によって、大きな甘みを眠りから起こしてくれる。

そして噛み続けることによって加点される満腹度。

時折弾けるひよこ豆の存在もキラリと光る。

 

ひよこ豆は、トマトのスープでも僕を待ってくれていた。

このスープが美味しいのなんの。

ひよこ豆だけでなくたくさんのお野菜がスタンバイしており、ひとたびスプーンですくえば、宝の山のようにジャガイモやニンジンが掘り起こされる。

 

それだけたくさんの具材があるということは、スープに深みが出るということだ。

トマトの酸味がそれぞれの出汁に見事にマッチ。

 

実はこのスープは朝ご飯にも出てきてくれたのだが、寝起きでこれを味わった時の衝撃たるや。

僕がイチローさんだったら、朝ご飯はカレーではなく、毎日このスープをお願いする。そしてヒットを打つ。

 

サラダとスープ。

これだけでお腹いっぱい。

 

女子への道が一歩ずつ近づいている気になっていたが、冷静に考えれば、ただ食が小さくなったおじさんになっているだけだった。

そうなると僕が目指すべき道は、味わいがあって、笑いも取れて、どこか哀愁も持ち合わせている男になることだ。

 

今日から僕の目標は「佐藤B作」さんになりました。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。