5/5(火)お昼ご飯 焼肉

5/5(火)お昼ご飯 焼肉

僕の実家から妻宛に宅配便が届いた。

封を切ると、中から出てきたのは編み物セットだった。

 

前日、母から妻へこんなラインが届いていた。

「前に祖母が電話で言っていた編み物セット、贈っても大丈夫?」

祖母が妻へ電話で伝え、母が妻へラインで確認。

僕が一ミリも登場していないことをさておき、妻はとても喜び、母への返事を嬉しそうに考えていた。

 

そして今日。

届いたそれを早速編み始めた妻。

妻曰く、小さい頃におばあちゃんに教えてもらった時以来の編み物。

難易度はなかなか高いようで、何度も試行錯誤を繰り返していた。

しかしそこは、器用の鬼である妻。

徐々にコツを掴み出して、ある程度の形まで仕上げてきたのであった。

「すごいね」

そう声を掛けたが、集中力の鬼でもある妻。

「……うん」

小さく返事をして作業を進めていた。

邪魔をしてはいけないと判断した僕は、コーヒー豆を挽き始めた。

ダイエット中ながら、どうしても焼肉が食べたくなった僕たち。

約一週間ぶりの買い物を前に「焼肉 ヘルシー」で検索。

その結果、僕たちが編み出した作戦は

「カルビなどの脂が多いものは食べずに、ヘルシーなお肉を塩やレモンで食べる」だ。

豚タン、やげんなんこつ、豚ハツ、砂肝。

本日はこれらのラインナップで勝負。

 

そしてまずはお野菜を多めに食べる。

焦げ目のついたキャベツやカボチャを塩で頂くと、本来の甘味がしっかりと感じられ、不思議と噛む回数も増えたのであった。

肉厚のしいたけを熱々で頬張れば、バーベキューがより一層恋しくなってしまった。

 

エンジンが掛かってきたお腹に最初に投入したのは、豚タン。

レモン塩をちょっぴりつけ、口に運ぶ。

 

「うめぇ………」

 

肉。

僕たちは今、肉を感じている。

 

そこからの猛攻は凄まじかった。

豚タンのレモン塩がしっかり馴染む美味しさ。

豚ハツの淡白かつクセのないまっすぐな美味しさ。

やげんなんこつのじんわりとくる美味しさ。

砂肝の唯一無二の食感と美味しさ。

 

カルビなどの肉がない焼肉は初めてだったが、その満足度に変わりはなかった。

 

そしてそれらのお肉やお野菜を流し込むのは、ノンアルコールビール(カロリー・糖質ゼロ)

これについても文句なし。よりビールの味に近づけてくれている企業努力に尊敬せざるを得ない。

 

ここで僕は考える。

なぜ、今回の焼肉はここまで美味しく感じるのか。

その答えは単純だ。

 

盛り付けが綺麗。

これに尽きる。

 

机の上に並べられたお肉やお野菜の品々は、それはもう食欲をそそる綺麗な盛り付けがされていた。

その時点で今日のお昼ご飯の成功は約束されていた。

妻の繊細で器用な面は、料理にもしっかりと反映されている。

 

もしかすると僕の家族も、そんな妻の器用な部分に惚れ込んで、編み物セットを送ってくれたのかもしれない。

 

編み物どころか鶴も折れないウルトラ不器用の僕は、そんなことを考えながらお肉をあむあむした。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。