5/3(日)お昼ご飯 キヌアと蒸し野菜

5/3(日)お昼ご飯 キヌアと蒸し野菜

家にいると、どうしても食い道楽になってしまう。

しかし、最近仲良くなったお腹周りの脂肪君がこちらを眺めている。

目が合った瞬間、僕は吐き捨てるように呟く。

「脂肪君、早くおうちに帰っておくれ…」

その言葉を聞いた脂肪君は、へへっと頭をかきながら「ここが居心地良いんでげすよ」と笑った。

 

今までの僕だったら「しょうがないねえ」と一緒に頭をかきながら缶ビールに手を伸ばしていただろう。

だが、今のたるんだボディを前にして、そんな愚業は行えない。

このままではいかんと一念発起し、妻と一緒におうちで筋トレ。

やり始めはただただ辛いだけだったが、徐々に気持ちの良い倦怠感が訪れる。

じんわりと広がる汗を確認し、そのままシャワーを浴びる。

タオルが全ての水分を吸い取った後、ベランダには全てが完成されていた。

腹ペコの状態で、このラインナップは腹が満たされないのではないか?

その心配は杞憂に終わったことを先に記させて頂きます。

 

結末を知らぬまま、キヌアと蒸し野菜を口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

炊きたての熱々のキヌアは、プチプチとした食感でお米のような、いやお米以上の食べ応えが炸裂。

そしてコンソメで炊いたその味は、優しく温かい。

僕は「ダイエット」と聞くと無機質なイメージを抱いてしまっていたが、それは大きな間違いだった。

 

キヌアだけでなく、たくさんの蒸し野菜も僕のお腹を優しく満たしてくれる。

特に色鮮やかなかぼちゃは、噛むほどに広がる甘味が僕の胃袋を掴んで離さない。

ゆっくりとたくさん噛むことを意識すると、より深い甘味にも辿り着ける。

 

半熟卵には、若干見切れている僕の母から貰ったオリーブ塩をかければ、それはもう間違いがない。

 

それぞれのお野菜の良さを満喫し、完食が近づいてきた頃。

僕は驚くほどの満腹感に気が付いた。

 

味も美味しいし、お腹も一杯になれる。

妻のダイエット飯に死角は見当たらない。

 

大きな確信を抱いた僕に、脂肪君が話しかける。

「へへっ、相棒。そんなモデルみたいな食事してないで、オイラと一緒にホルモン食べながらビール流しこもうや」

 

そのお誘いを丁重にお断りし、妻と僕はブラックコーヒーに手を差し伸べた。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。