5/1(金)夕ご飯 お誕生日会

5/1(金)夕ご飯 お誕生日会

三十歳になった僕。

テレビや雑誌などで「三十歳になった感想は?」と聞かれ、「いやぁ、もっと大人になっていると思いましたね(笑)」とベタな答えをしている人の多さに僕は辟易としていた。

もし今「三十歳になった感想は?」と聞かれたこう答えたい。

 

「いやぁ、もっと大人になっていると思いましたね(笑)」

 

やっぱりベタは最強だ。

まさか大人になってもヤンつけで喜ぶとは思っていませんでした。

 

そして三十歳を迎え、たくさんの方に改めて感謝の気持ちを持った。

午前0時ぴったりに108個のおめでとうスタンプを送ってきてくれたS君(腕が僕の太ももくらいあり、鬼のような見た目ながら、その正体は高校生の時に付き合った彼女と結婚し、天使のような娘を持つインスタグラマーパパなのだ)

たくさんのお野菜と筍とお洒落なブランケットを送ってくれたs君(サッカー部のキャプテンで他を寄せ付けないオーラを放ちながら、その正体はとんでもく優しく思いやりに溢れている逆ロールキャベツ男子なのだ)

わざわざ電話をくれ、面白トークを繰り広げてくれたY君(物心がついた瞬間に隣にいた、僕が初めて「人間」と認識した人間ながら、その正体は僕に多大な影響を与えてくれた敏腕鍼灸師なのだ)

さらに、おめでとうの連絡をくださった妻のご家族や僕の家族。

皆様からのお言葉が「まだまだ生きてて良いぞ」とお印を頂いたような気持ちにさせてくれる。

 

そして、僕が一番感謝をしなくてはならないのはこの方だろう。

妻だ。

 

朝から諸々仕込んでくれ、仕事を終えた僕に最高のご馳走を用意してくれた。

s君から頂いたキャベツと筍も早速活用。

妻が捌いてくれたイナダも、僕が捌いたものとは大違いの美しさ。

おっと。こんなに喋っていたら、唐揚げが冷めてしまう。

急いでビール(プリン体・糖質ゼロ)で乾杯し、唐揚げを口に運ぶ。

 

「はぁ…美味しい………」

 

僕は迷わずスタンディングオベーション。

その感動が消えないうちにシッティングして、ビールを流し込む。

 

妻とグータッチ。

  

熱々の唐揚げはタレ・塩味と用意され、レモンをかけたりかけなかったり、楽しみ方は何通りもある。

妻と唐揚げとビールさえあれば、僕の誕生日は成功だ。

 

しかし今日は、もとい今日も盛りだくさん。

ガーリックキャベツは妻のオリジナル。

キャベツを見て「こんな味がしたら美味しいだろうな」とインスピレーションのみで調理。

そのインスピレーションは「美味しい………」の言葉によって具現化された。

 

筍はお出汁が効いた上品な仕上がりにより、素材の良さが120%引き出されていた。

子供の頃は分からなかった筍の良さが、三十路の僕に染み渡る。

 

脂が乗ったイナダはひとたび口に運べば、その美味しさに頷きが止まらない。

妻が捌いてくれたという点も、大きな加算ポイントだ。

  

キヌアのサラダもその弾むような食感が、僕の誕生日をより楽しいものにしてくれる。

  

そして最後に登場したのは

「ケーキ作ろうかと思ったけど、一応ダイエット中だからイチゴだけにしました。って思ったけど、やっぱり誕生日にはケーキが必要だから急いで作りました」

紆余曲折の想いが、まっすぐ突き刺さる。

「ありがとう」

その言葉を言いかけた時、妻がスマホをこちらに向けた。

「これ、笑っているみたいじゃない?」

三十歳、最高のスタートが切れそうだ。

 

妻と皆様に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

本当にありがとうございます。