5/1(金)お昼ご飯 とんこつラーメン

5/1(金)お昼ご飯 とんこつラーメン

春に訪れたコーヒー文化は、それは意外なほどに、それでいて何の違和感もなく我が家に浸透した。

 

朝ご飯を食べた後、仕事に臨むタイミングでコーヒーを飲む。

お昼ご飯を食べた後、一息つきながらコーヒーを飲む。

夕ご飯を食べた後、ぼんやりとしながらコーヒーを飲む。

 

この至福の一時が、僕に癒しを与えてくれる。

 

しかし、「現状維持は後退だ!」でお馴染みの妻(一度も言ったことはございません)

コーヒーの新たな世界を僕に見せてくれた。

 

 

今日もいつものように別室で仕事を行なっていた。

目薬をさし、肩を回す。

分かりやすいほどの疲労のサイン。

「お昼まであともう少し。頑張ろう」

お腹にエイッと力を入れた瞬間、いつもよりオクターブの高い声が聞こえた。

 

「お待たせしました。アイスコーヒーです」

赤ちゃんのような僕の手でも、光を放つアイスコーヒー。

見た目はまさに「お店のアイスコーヒー」だ。

一口飲んだそれも、まさに「お店のアイスコーヒー」だ。

お礼を告げるために振り返ると、ウェイトレスさんはもう持ち場に戻っていた。

「ラーメンが食べたいなあ」

ダイエット中に考えてしまうランキングでいったら、上位に食い込んでくることは間違いない思想である。

 

「これだったら、食べられるね」

 

そう言って妻が差し出したのは、糖質ゼロ麺。

糖質の代わりに、思いやりが100%詰まっているようだ。

 

その気持ちに感謝しながら、糖質ゼロ麺をすする。

 

「美味しい………」

 

普通に美味しい。

糖質ゼロ麺、全然いける。

 

この事実に気が付いた僕は、思う存分麺をすすった。

なにせ糖質ゼロだ。

ゼロにゼロをかけてもただのゼロ。

 

ゾーン状態に入った僕は、無心でラーメンに喰らいついた。

喉ごしの良い麺。深みのあるスープ。そして、妻特製の煮卵。

 

絶妙な半熟加減の煮卵は、しっかりと味も染みていて、ソロでも充分主役を張れる逸品だ。

 

結果的に、普通のラーメンを食べきった時と同じような満足感を得ることがでいた。

 

アイスコーヒーといい、ラーメンといい、煮卵といい、どれも妻の優しさや思いやりに溢れている。

 

「なんだかんだで今日も良い日だな」

そうしみじみと外を眺めていたが、今日という日の本番はこれからだったということを、僕はまだ知らない。

 

(続く)

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。