4/29(水)お昼ご飯 唐揚げ

4/29(水)お昼ご飯 唐揚げ

気持ちの良い青空。

外へ駆け出したくなる気持ちを抑えて、家に籠る。

しかし、燦々と輝く太陽が僕たちを誘う。

「なになに、こんな日に家にいるなんてどうしちゃったのさ。早く俺の光を浴びながら遊び回っちゃいなよ」

地球の事情など、太陽にとっては知ったこっちゃない。

泣く泣く誘いを断ると、太陽は寂しそうに曇の後ろに隠れた。

 

今までみんなと楽しく遊んでいたけれど、中学受験の為に塾に通い始めて、友達の誘いを断ることが多くなってしまった子はこんな気持ちなのか(ちなみに僕の周りはみんなゴリゴリの公立中学進学でした)

 

気を取り直してテレビを見ると、黄金色に輝く唐揚げがこちらを見つめていた。

「なになに、休日っしょ?俺、食っちゃうっしょ?」

僕のダイエット事情など、唐揚げにとっては知ったこっちゃない。

泣く泣く画面を消すと、寂しそうな僕の顔が映った。

「太陽君と唐揚げ君と遊びたいよ…」

 

その願い、叶えてしんぜよう。 

ベランダにオレンジクロスを敷いた妻。

そこにテーブルを用意すれば、太陽も嬉しそうに顔を出す。

さらには唐揚げまでも登場。

嬉しさ半分、不安半分の僕の表情を察した妻は、すべてを教えてくれた。

「お肉はササミ、油はヘルシーオイルだから、セーフ?」

 

ビデオ判定なしのオールセーフだ。

 

その様子を見た太陽の気分も最高潮。

「そうこなっくちゃ!まずはビールで乾杯だ!」

「ごめん、さすがにビールは…」

 

僕の言葉を遮るように、妻がグラスに注いでくれた缶には「プリン体・糖質 ゼロ」と記されていた。

 

オールゼロで乾杯。

 

「うめぇ………」

 

妻、太陽、ビール。

久しぶりに言わせてください。

fragile状態」と。

 

しかし大本命、唐揚げが待っている。

生唾一つ飲み込んで、熱々の唐揚げを口に運ぶ。

 

「ほいひぃ………」

 

僕はこの瞬間の為に生きてきたと言っても過言ではない。

解凍間もないものとは思えない、ジューシーで柔らかなササミ。

噛むほどに圧倒的な肉汁が広がる。

 

ここにビールを流し込んだ日にはもう…。

今日も、勝ちだ。

  

そして妻は、僕のダイエット熱をも冷まさせない。

「ご飯とか麺はやめて、お野菜たっぷりのユッケジャンスープを用意しました」

 

もしここに白飯や大盛りラーメンが登場していたら、僕はただのモンスターと化す。そしてダイエットは幕を閉じる。

しかし、このユッケジャンスープによって、「炭水化物は取ってないからまだ大丈…」とダイエットの意欲は明日へと継続される。

もちろんその味は文句なし。

低カロリー、高ヤミー。

 

攻守ともに完璧なお昼を過ごし、僕も太陽も唐揚げもビールもユッケジャンスープも、みんな幸せそうな顔をしている。

 

あれ?妻は?

 

「唐揚げ、アゲインです」

 

 

僕はただのモンスターと化した。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。