妻のおうち時間〜レシピノート〜

妻のおうち時間〜レシピノート〜

「そうだ!タイトルはHOMEっていうのはどう?」

妻の目は、まっすぐ僕を捉えていた。

 

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以前からレシピノートの作成を考えていた妻。

「あなたのお母さんとおばあちゃんが、レシピをノートにまとめていたのが良いなあって思って」

なんともありがたい心意気である。

そして、今回。それが実現した。

1ページ目はもちろん「2019年 妻飯大賞」のガパオライス。

参考にしたレシピをスマホで開き、一文字一文字を丁寧に書いていく。

レシピの内容もさることながら、思うことはただ一つ。

 

字が綺麗。

 

以前、僕の父が大変お世話になった方へ結婚式の写真を送った時のこと。

その方はわざわざお電話をくださったのだが、開口一番こう言った。

「お顔も字も綺麗なお嫁さんだねえ」

電話口で頭を下げながらガッツポーズ。

さらに続けざまにこう言った。

「字っていうのは、人間性が出るから分かるの。良い人と結婚できたわね」

 

一人感傷に浸っていると、何ページか書き終えた妻がノートを彩り鮮やかにアレンジしていた。

可愛い。

そしてそれを終えると、片付けに入ろうとしていた。

僕は急いで止める。

「タイトルつけないの?」

妻が作った渾身のレシピノートだ。無題にするのは勿体無い。

すると妻は「じゃあ…レシピ、でいい?」と一言。

質素すぎる。

妻が作った渾身のレシピノートだ。「レシピ」にするのは勿体無い。

見かねた僕が提案する。

trattorìa amiはどう?」

そうです。妻の名前はamiです。

 

その案が無事採用されたが、もうひと押し欲しい。

長考するがなかなか答えは出てこない。

すると妻が口を開く。

「一回、B’zの動画見ない?」

 

先日の「B’z LIVE-GYM -At Your Home- 」に続き、B’zからの素敵なプレゼント。松本さんと稲葉さんのホームセッションの様子が、おうちで見られる。

名曲「HOME」がお二人のカッコよすぎるセッションにより、さらに輝きを増していく。

二分四十七秒の動画に、僕たちは長い時間を心を奪われた。

 

そして少しの沈黙の後、妻が口を開いた。

「そうだ!タイトルはHOMEっていうのはどう?」 

即採用。

 

妻とB’zが合わさった、僕にとってこれ以上ないレシピノートが完成した。

これからこのノートが何冊増えていくのか。

僕の楽しみが、また一つ増えたのであった。

 

松本さん、稲葉さん。

僕たちの「HOME」、見つかりました。

 

妻に感謝し、「trattorìa ami”HOME”」を開く。字が綺麗ね。

・まとめの一言

「campas」の文字を「ami」って強調してるのお洒落ね。