4/10(金)夕ご飯 ローストビーフ

4/10(金)夕ご飯 ローストビーフ

「夕ご飯、何がいい?」

妻からの問いを、本気を出して考える。

一週間頑張った金曜の夜。気持ちが大きくなるのは人間の性。

妻の表情からも察するに、生半可なリクエストではこの宴を盛り上げることはできないだろう。

金曜の夜…宴…妻のご飯…。

この三つのヒントから導き出した答えは–。

「最後の晩餐に食べたい料理は?」

今までの僕は「ステーキ」と答えていた。

しかし今は違う。

「妻のロービー」と声高らかに宣言させて頂きたい。

 

スパークリング赤ワイン(妻で言うところの「赤しゅわしゅわ」)で乾杯し、ロービーをわさび醤油で頂く。

 

「…………美味しい………」

 

数秒の絶句の後、なんとか声を絞り出した。

牛の肉々しさ、香ばしさ、その他諸々。

その全てが、このロービーに詰まっている。

ジャパハリネットの名曲「贈りもの」では「僕の好きなモノが全部 この場所にある」という歌詞があるが、「牛の好きなトコが全部 このロービーにある」と言い換えられるだろう。

 

そして、左端に構えるはハニーマスタードソース。

ロービーと絡ませて食べれば、まだ見ぬ肉のポテンシャルが引き出される。

 

そうきたら、赤しゅわしゅわが進んで仕方ない。

 

さらに、新メンバー「ひき肉とチェダーチーズ」もその勢いを加速させる。

さらにさらに、オリーブ、人参しりしり、きゅうりの漬物といった面々も加担する。

 

頬が赤しゅわしゅわと同じような色合いになってきた頃、ここで本日一番の衝撃が訪れる。

 

ロービー、第二ラウンド突入。

 

なんと妻はロービーのおかわりを用意してくれていたのだ。

 

港町の弱小サッカーチームが、ミラクルを重ねてクラブ史上初の優勝を飾った時の酒場のように、宴は盛りに盛り上がる。

   

  

  

悦に浸る僕だったが、明日に待つ「二日酔い」という存在なぞ、頭の片隅にも置いていなかった。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

 

・まとめの一言

美味しかった。