4/5(日)お昼ご飯 ペペロンチーノ〜おやつ ニューヨークチーズケーキ

4/5(日)お昼ご飯 ペペロンチーノ〜おやつ ニューヨークチーズケーキ

予定も全て白紙になり、今日も家で過ごす。

そろそろ家具や家電達が「こいつどっか行けよ」と不満を抱き、自我を持ち、反乱を起こすのではないかと不安になる。

僕を追い出すとしたら、彼らはどんな作戦に出るのだろうか。

もしかしたら、こんなことをするのかもしれない…。

 

朝起きて、こたつに入った僕はテレビをつける。

するとテレビが、僕を金縛りにさせる特殊な画面を表示。

動けなくなった僕に追い打ちをかけるように、こたつが灼熱の温度へ上昇。

その背後からソファーが圧迫。

助けてくれ〜と天井を見上げると、照明が太陽と同等の明るさを発光。

最後は冷蔵庫がプレスして、一件落着。

 

この話、何かに似ているなあと思ったら、「猿かに合戦」でした。

 

家具家電と僕を仲裁してくれている妻が、さっと作ってくれたのがペペロンチーノ。

毎度のごとく、食べたいものが見つからない僕に正解を教えてくれる。

ズルズルと音を立てないよう、品を気にしながらパスタを口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

こちらも毎度のごとく、正確無比な茹で加減。

「パスタの成功は、茹で加減が大きなカギを握っている」

後世にこの言葉を残しておきたいほど絶妙な茹で加減は、ピリッと辛いその味付けとがっちり絡み合っている。

そこにベーコンやアスパラ、さらにはマッシュルームが加わるとなると、我が家は一気にフレンチレストランへと変貌を遂げる。

 

是非ともおかわりを申し出たいところだが、どうやらこの人気メニューは既に完売のようだ。

落胆する僕に、妻コックが「サービスです」と渋い声で差し出してくれたものは−。

ニューヨークチーズケーキ+挽きたてコーヒー。

なんとこのケーキは、妻コックの手作りとのこと。

「ニューヨークチーズケーキって、手作りで出来るんですか?」

そんな阿呆みたいな質問が飛びかけたが、一瞬で出禁になってしまうので、ぐっと堪えてニューヨークチーズケーキを口に運ぶ。

 

「デリシャス………」

 

ニューヨークチーズケーキだから英語で美味しいって言ってしまう僕の安直さはさておき、お世辞抜きで世界一のケーキがそこにはあった。

チーズのコク深い甘みと、じわーと溶ける優しい食感。

爽やかな酸味は、少々レモンを入れているとのこと。

「いやぁ、これは美味しい」

余韻に浸りながら飲むコーヒーは、まさに格別。

これぞ至福の時。

 

押し寄せる感動は、その美味しさだけではない。

なんて美しい造形。

これを見ながらコーヒーを飲んでも、同じような至福を味わえるだろう。

 

全てを食べ終えた僕は妻コックに感謝を伝え、お代を尋ねる。

すると、「本日はサービスさせて頂きます」と小さく頭を下げていた。

その言葉に甘えようとした瞬間、冷蔵庫がじわりじわりと近づいてきたので、全財産を置いてその場を立ち去った。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。