4/4(土)お昼ご飯 ウインナー

4/4(土)お昼ご飯 ウインナー

何にもない土曜日。

無。

この一言に尽きる。

朝ごはんを食べて、無。

洗濯機を回して、無無。

ぼーっとして、無無無。

 

不意に、ベッドにいるハッピーちゃん(ぬいぐるみの犬)に話しかける。

もしここで返答があれば、そこからスペクタクルな物語が始まるのだが、もちろん返答はない。

この虚無感を埋めてくれるのは、やっぱりこれだった。

僕を救ってくれるのは、いつもお弁当だ。

圧倒的な無ということもあり、いつになくお弁当というワードが気になった僕は、その言葉の意味を調べた。

元は中国で「便利」「好都合」を意味する「便当」が語源とのこと。

なるほど。

 

………ひとまずウインナーを口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

最近、このウインナー弁当の株が急上昇している。

ケチャップ味のウインナーは食べ応え抜群で、一つ食べればご飯をかき込み続けてしまう。

「無」だった僕の体に、満ち溢れるほどのエネルギーが注ぎ込まれる。

今すぐにでも走り出したくなる気持ちを抑えこみ、卵焼きを放り込むと、その気持ちはさらに再燃焼。

 

圧倒的美味なお弁当が、僕に大きな力を与えてくれる。

その力が僕の中で燻り続け、巨大な塊となり、暴れだす。

我慢の限界を迎えた僕は、静かな部屋で咆哮する。

 

「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉ」

 

ハッピーちゃんがこちらを見つめていた。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。