4/2(木)お昼ご飯 ユッケジャンクッパ

4/2(木)お昼ご飯 ユッケジャンクッパ

夕ご飯を食べ終え、のんびりと過ごしていたある日。

コーヒーを飲んでいた妻は、何かに気が付いたようにこう呟いた。

「幸せな匂い」

 

新曲?

そう問いかけようとした瞬間、妻の姿からその言葉の真意が伝わった。

 

マグカップを鼻に近づけ、目を瞑りながら深く深呼吸をしている妻。

コーヒーの香りをまっすぐ堪能しているようだ。

 

「幸せな匂い」

それは無意識に出た言葉だったのだろう。

にしては、お洒落。

その言葉に魅了された僕は思わず「幸せな匂い」と検索。

どうやら、そのタイトルの歌や映画は出ていない様子。

 

よし。

妻よ、デビューシングル「幸せな匂い」の作詞作曲歌唱、よろしく。

 

レコーディングスタジオを確認しながら、午前中を乗り切る。

記憶に新しい、ユッケジャンクッパ

その完成度の高さは僕を魅了し、また会える日を楽しみに、恋い焦がれていた。

そんな最中、約一週間ぶりのご対面で目頭が熱くなったのは、辛味を乗せた湯気のせいだけではないだろう。

 

ゆっくりとスプーンを落とし、ユッケジャンクッパを口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

夕ご飯もこれが食べたい。

前回と同じことを思うということは、その味に陰りは一切見えないということだ。

 

前回はその抜群の塩梅の辛さに注目したが、今回は具材にチェケラしてみよう。

 

割合としてはツートップになる、もやしとニラ。

このような辛い料理には欠かせない二品だが、重宝される理由は一目瞭然ならぬ一食瞭然だ。

気持ちの良い食感は、辛味を邪魔することなく躍動する。

もやしの水々しさ、ニラの風味、それぞれの良さも忘れずに届けてくれる。

 

不動のツートップが輝きを見せる中、ドンと現れる牛肉。

その圧倒的な旨味と重味は、ユッケジャンクッパに風格を漂わせる。

 

そして、そのすべてを優しく包み込むのは、最後に投入された溶き卵。

卵のまろやかさが、一件落着とばかりに全体に広がる。

 

しかし、油断をすると、ユッケジャンクッパの辛味が僕を突いてくる。

ひー、と舌を出したくなるが、この辛さは妻で言うところの「幸せな辛さ」なのだろう。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。