3/31(火)お昼ご飯 ハンバーグ

3/31(火)お昼ご飯 ハンバーグ

慈悲深いという言葉の意味は深く理解していないが、間違いなく妻はその言葉に該当されるはずだ。

ケンカをした次の日も、欠かさず朝ご飯やお弁当を作ってくれたり、僕が出張で朝早い時も一緒に起きてお見送りをしてくれる。

もし僕が妻の立場だったら、「ケンカした奴の飯なんか作らんわ」や「朝早い?静かに出ていけよな。起こしたら承知せんぞ」と思うに違いない。

僕の愚暗な人間性はさておいて、妻のその姿勢は、僕にだけ向けたものではない。

妻のご家族や僕の家族にまで、その想いは広がっている。

いついかなる時も家族の身を案じ、時には優しく、時には激しくその思いを膨らませている。

そんな姿を見続けてきたからこそ、妻から放たれる言葉は、純度100%で信じている。

 

僕は今、改めてその事実が身に沁みている。

 

やっぱり妻の言う通り、鶏ガラスープの素を引き出しの奥のラックに入れないと、毎回見失っちゃうんだよなぁ…。

 

鶏がらスープの素を定位置に戻しながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

あの時の感動、再び。

大人になったら、ハンバーグを目の前にしても冷静沈着でいられると思っていた。

そう思っていた僕に、タモリさん風に伝えたい。

 

んなこたぁない。

 

いくつになってもハンバーグを前にしたら、ガッツポーズは止まらない。

その勢いのまま箸を手に取り、ハンバーグを口に運ぶ。

 

「美味しい………」

 

あの時のジューシー、再び。

中一日とは思えない溢れ出す旨味に、曇天の部屋に一人でいるとは思えないほどの笑顔が溢れる。

スマイルキーピングしながらご飯をかき込むと、この時点で元は取れたと確信。

ここからはただのボーナスステージだ。

 

前回のデミグラスから変わってのオーロラソースは、絶妙な酸味とコクで、ハンバーグの美味しさをより際立たせる。

試しにオーロラソースだけでご飯を食べてみたが、入学式で「入学生代表の挨拶」を任されるレベルの合格点を叩き出した。

 

そしてそのハンバーグ一味に負けず劣らずの卵焼き。

相変わらずの安定感は、ご飯のお供にも、ハンバーグの相棒にもなる、高水準のユーティリティプレイヤーだ。

 

僕も卵焼きのように、人(ご飯)と人(ハンバーグ)を繋ぐことのできる人間になりたいと切に願う。

 

繋ぐといえば、犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩を繋いだ坂本龍馬。

卵焼きと坂本龍馬。

みんなに愛されるこの二つには、意外な共通点があったのでした。

 

僕から放たれる言葉は、純度100%で真に受けない方が賢明です。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。