3/28(土)お昼ご飯 ガパオライス

3/28(土)お昼ご飯 ガパオライス

ある日の晩、あまりにもやることがなかった僕は、プロ野球チップスのカードを眺めていた。

そこで気がつく。

「そういえば子供の頃、絵を描くのが好きだったな」

思い立ったが吉日。僕はペンとノートを手に取り、お絵かきを始めた。

すごい上手いわけでも、笑えるくらい下手でもない。

三十手前の男が夜長に一生懸命描いたと思うと、絶妙に気持ち悪い。

しかし、僕がなぜ二回も描いたか。

 

妻が褒めてくれるからだ。

 

ヒゲメガネ豚がおだてられ、木に登った結果。

 

僕はとうとう、妻を描き始めました。

 

これにより、僕の人生で最大の目標が決まりました。

「妻個展を開く」ことです。

 

「絵 上手くなる方法」を調べながら、午前中を乗り切る。

午前中は妻の絵を描いて過ごし、お昼は妻の作ってくれたガパオライスを食す。

割と危ない人のような気もしなくはないが、家で過ごす休日はこんなものだろう。

半ば言い訳のように自分に言い聞かせて、ガパオライスに喰らいつく。

 

「うめぇ………」

 

昨日はユッケジャンクッパという新星が現れたが、やはり「王者 ガパオライス」の壁は厚い。

 

ほとばしる鶏ひき肉の旨味。

相乗効果で輝く玉ねぎやピーマン。

それらを背に乗せ疾走するご飯。

最後の門番、目玉焼き。

  

もう何度目かすら分からないほど食べ続けてきたガパオライスだが、少しの飽きや倦怠もなく、僕を喜ばせてくれる。

 

しかし今回は、今までと違う点がある。

それは、プーケットで買った「ガパオライスの素」を使っているというのだ。

 

もちろん、何の違和感もなく美味しい。

ということは、日頃から妻が作っているガパオライスは、より本場の味に近いということになる。

 

どこに出しても負けない妻の料理。

もし妻がカフェを出したら、ガパオライスは間違いなく看板メニューだ。

 

小さなカフェで出されるガパオライス。

カウンターで微笑む妻。

キッチンで皿を洗う僕。

 

お店の壁には、畳くらいの大きさの妻の絵を飾りたいところだが、客足が遠のくのでやめておこう。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。