2/25(火)お昼ご飯 結婚記念日

2/25(火)お昼ご飯 結婚記念日

朝起きてリビングに向かうと、たくさんのハートが舞っていた。

その真ん中に立っていたのは、大きな風船を持った妻。

僕は思った。 

 

「あっ、俺死んだ」

 

命の儚さに呆気に取られていると、今日が2/25ということを思い出した。

「結婚記念日だ!」

その事実に気がついた時、妻はひと足先に笑顔になっていた。

 

聞けば、だいぶ前から風船を買っておいたらしく、今朝大急ぎで膨らましたとのこと。

酸欠寸前になるまで膨らまし続けた妻の想いに、感謝の気持ちがとめどなく溢れ出る。

 

しかし、それ以上に溢れ出たのは、愛。

 

「朝からきめぇぞオッサン」と言われてしまうかもしれない。

だが僕は負けない。

愛。

妻への気持ちを表すにあたって、これに勝る言葉を僕は知らない。

 

ロマンティックに、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当とスープジャーの蓋を開ける。

あれも愛

これも愛

きっと愛。

 

なんと妻は、ハートの卵焼きと太巻きを用意してくれていた。

 

僕を想ってわざわざハートにしてくれる心。

ハートに作れる技術。

朝早く起きれる体。

 

愛の心技体が揃ったお弁当を前に、僕は何かをグッと堪える。

何かを隠すように、卵焼きを口に運ぶ。

 

美味しい………。

 

ハートの卵焼きを味わいながら、目を瞑れば蘇るたくさんの思い出。

そういえば、結婚する前に妻が初めて作ってくれたお弁当にも卵焼きが入っていた。

あの頃から、卵焼きの美味しさは変わっていない。

おそらくこれからも、ずっと美味しいままだ。

何十年後も、この卵焼きが食べられる未来があるのならば、僕はもう宝くじを買う必要はなくなるだろう。

 

そして太巻きも、エビチリも、僕の舌が飛び回るほどの美味。

お味噌汁は、僕の身も心も温めてくれる。

何もかもが完璧なお弁当。

 

妻は今日、結婚記念日に何が出来るかと考えた結果、「私にはお弁当がある」と思い、これらを用意してくれたらしい。

 

こんな素敵な娘様を育ててくださったお父さんお母さん、ありがとうございます。

こんな素敵な娘様と結婚できるほどの強運の持ち主に産んでくれたおとんおかん、ありがとう。

 

そして、妻ちゃん。

 

 

この続きは、家に帰ってから伝えよう。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

これからもよろしくね。