2/7(金)夕ご飯 鶏団子鍋

2/7(金)夕ご飯 鶏団子鍋

珍しく仕事が遅くなった夜。

疲れた心と体。

ため息をつきながら歩く、一人の帰り道。

 

なんていうのは遥か昔の話。

今日はなんと妻の帰りが早く、夕ご飯を用意してくれてるというのだ!

 

早く帰れたら、夕ご飯を用意して妻を待つ。

残業だったら、妻が夕ご飯を用意して待ってくれている。

 

僕はいつまのにか、最強の矛と盾を兼ね備えていた。

妻はこの夕ご飯の為に、追加で買い物をしていない。

家にある物だけでこれを完成させた。

僕が家庭科の先生だったら、五段階評価で「八」を与えるだろう。

上限突破の完成度に、生唾を飲み込む。

その間に妻は鶏団子鍋をよそってくれていた。

感謝を述べ、珠のように可愛らしい鶏団子を口に運ぶ。

 

美味しい………。

 

ふわふわと柔らかい食感から、鶏ひき肉の旨味が溢れ出る。

素材の良さを最大限に生かした味付けは、前に出過ぎず後ろに下がらな過ぎず、抜群のバランス感覚。

 

これは美味しい。

 

仕事帰りに作ったお鍋とは思えない。

妻は今日、一日中お鍋を仕込んでいたのではないか?

そう強く感じたのは、スープを飲んだ瞬間だった。

 

鶏ひき肉や野菜の旨味が凝縮されたその味。

そして若干の辛味。

 

「これ、お鍋ランキング上位に入るよ」

昨晩妻にはそう伝えが、訂正します。

「妻飯ランキング上位に入るよ」

 

寒い夜でも妻が作ってくれたお鍋を食べれば心も体もポカポカに。

いや、この思いは心に留めてはいけない。しっかり妻に伝えよう。

「妻ちゃんのお鍋のおかげで、温かくなったよ」

妻はそっと口を開く。

「芯から温かくなるように、鶏団子の中に生姜も入れたんだ」

 

五段階評価で「十六」です。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。