1/29(水)お昼ご飯 鮭弁

1/29(水)お昼ご飯 鮭弁

昨日の夕方、小雨になったタイミングを見逃さずに街へ出た。

キッチンペーパーと布団叩きを買いに行くという任務が僕にはある。

ただ、それだけ買って帰ってしまうのは少し物足りない。

妻が喜ぶ物を買って帰ろうと考えた結果、タピオカ屋さんへと足を運んだ。

何となく決めてしまったが、人生初のソロタピオカ屋。

いつもは妻が横にいてくれるが、今日はいない。
学生さんの列に並ぶ、今年三十路のヒゲメガネ。

事の重大さに今更気が付いたが、ここは腹を括って何としてでもタピオカを手に入れよう。

「甘さ普通、氷少なめ…」

妻がいつも頼んでいる注文を頭の中で繰り返す。

そして回ってきた僕の番。

以前妻と一緒に買った物を注文し、「甘さ普通、氷少なめ」も無事伝え任務完了。

平日の夕方に不審な男がラージサイズのタピオカを買っているという危機的状況にも関わらず、快く対応してくださったお店の方、ありがとうございました。

嬉しそうにタピオカを飲む妻を見て、再びタピオカ屋さんの列に並ぶ覚悟を決めた休日の夜であった。

タピオカの偉大さを感じながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

季節外れの温かさを彷彿とさせる、優しい色合いの鮭が待ってくれていた。

このタイミングで鮭弁当。

後だしのように聞こえてしまうが、今日の僕の気分は「魚」だった。


本当なんです。


蓋を開けた瞬間「よしっ」と小さく頷いたことは誰にも証明できないが、この喜びと美味しさは今からでも伝えることができる。

高ぶる気持ちを抑えながら鮭を優しくほぐし、口に運ぶ。

 
美味しい………。

 

鮭本来の甘みに塩気が加わり、最高のおかずへと昇華。

続けざまにご飯を放り込もうとした時、驚愕の事実が判明した。

「の、海苔弁だ…」

鮭に隠れるように潜んでいたその大宝は、不意に僕の心を掴んで離さない。

しばし呆然としたのち、鮭の余韻とともに楽しむ海苔弁の美味しさは、僕を笑顔にするには充分なものだった。

そんなハードルが上がった状態でも、安定した美味しさを見せるのが卵焼きだ。

お弁当登場回数で言えばおそらく一位になる卵焼きだが、そのクオリティは一向に変わらない。

卵焼きさえあれば米は進む。

信頼のおける部下を持つ上司はこんな気持ちなのだろうか。

卵焼きからマネジメントを感じられるなんて。

妻のお弁当は一体、一石何鳥なのか。

「美味しい」「嬉しい」「楽しい」「幸せ」「学び」「慈しみ」………。

とめどなく溢れてしまうので、ひとまず「地引網3回分くらいの量」とさせて頂きます

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。