1/21(火)夕ご飯 天ぷら 生姜の炊き込みご飯

1/21(火)夕ご飯 天ぷら 生姜の炊き込みご飯

今日の夕ご飯のリクエストを尋ねられた僕は「妻ちゃんが作りたいもの」という素っ頓狂な返答をしてしまった。

その言葉に嘘はなく、妻が作ってみたいと思うものがあれば、是非それを食べてみたいという気持ちを持っていた。

しかし「作ってみたい」ということは、今まで作ったことがないものになる。

もしかすると僕は、とても難しい要望を出してしまったのかもしれない。

僕が上げた精度の悪いセンタリング。

それを妻はどうしたか。

バイシクルシュート。

ネットを揺らす、大ゴール。

 

確かに我が家に天ぷらは出たことがなかった。

年々天ぷらが好きになっている僕にとって、こんなに喜ばしい夕ご飯はない。

 

そしてこの天ぷら、揚げたてだ。

 

生唾を飲み込み、かき揚げを口に運ぶ。 

 

「あぁ…美味しい………」

  

「サクッ」という音が妻にも届く。

その刹那、爆発的な美味しさが僕を襲う。

 

美味しさの先頭にいるのは、小さく刻まれた大葉だ。

玉ねぎと人参の甘味をかいくぐるように、大葉の香りが鼻に抜ける。

このアクセントがあるおかげで、前述の甘味がより際立つ。

 

正直、かき揚げを食べる前は、ここまでの美味しさを味わえると思っていなかった。

その分この状況に対する喜びはひとしおだ。

 

そんなかき揚げに負けず劣らずのナスの天ぷら。

ナスって、なんでこんなに美味しいのでしょうか。

 

かき揚げとナスを交互に味わいながら、僕は考える。

 

かき揚げとナスの天ぷら定食のお値段。

2,250円(税抜)

 

「プラス500円で、白米を生姜炊き込みご飯にできますよ」

割烹着を着た(着てない)妻の言葉を聞いて(言ってない)、迷わず首を縦に振る。

 

お椀によそられた生姜炊き込みご飯。なんとも美しい。

我慢ならずにそれをかき込む。

 

「本当に美味しい…」

 

妻にそう伝えると、満面の笑みを返してくれた。

 

天ぷらを作ろうと決め、さらに生姜の炊き込みご飯やお味噌汁などを用意してくれる妻の腕にいよいよ震えてしまう。

 

「こういうご飯を一生食べたいな」

そんなことをふと思ったが、わりかし現実味のある話だったので、僕は一人頬を緩めた。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。