1/8(水)お昼ご飯 サンドイッチ

1/8(水)お昼ご飯 サンドイッチ

「今日の仕事は大変かもなあ…」

妻と二人で電車を待っている時、何気なくそう呟いてしまった。

「何こいつ忙しいアピール?」
「やばっ。ださっ」
「足短っ」

そんなことを思われてしまうのではないかと不安になったが、妻の返答は違った。


「お弁当食べて、頑張ってね」


愛する伴侶からのその言葉を聞いて、頑張れない男などいないはずだ。

まどろっこしい事を言ってしまったが、簡潔に言えば「すっごい頑張ります!」です。

実際に、どれだけ大変な日でも、妻のお弁当を食べれば気持ちがリフレッシュできる。

このリフレッシュタイムがなかったとしたら、僕は一体どうなっていただろうか。
今より七歳は老けて見えることは間違いないはずだ。

僕のアンチエイジングに一役買ってくれている妻に、感謝と尊敬の眼差しを送っていたが、妻の目線は僕に向いていなかった。

「見て。籠の中にワンちゃんがいる。可愛い…」


妻のアンチエイジングはワンちゃんでした。


妻実家の犬に会いたくなりながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

ん?なんだこれは?

(こっそり佇むくるみっこが可愛い)

ゆっくりと封を開く。

元気、出る出るぅ!

なんだこのおしゃれサンドイッチは。

もしかしてお店の商品か?

いやそんなはずない。

この包装紙も、妻が自ら買って、自ら包んでくれたのだろう。

まごうことなき妻のサンドイッチ。

さらに、コロッケがサンドされることに驚く。

このコロッケ、一体いつ買ったのだろう。

覚えのないコロッケに愛おしさを感じながら、コロッケサンドを頬張る。

 

美味しい………。

 

コロッケだけを挟んで、楽を覚えても良いはずだ。

しかし妻は、キャベツを入れるという一手間を惜しまない。

コロッケの濃厚な味わいと、キャベツのみずみずしさを前にして、笑顔にならない人間などいないはずだ。

まどろっこしい事を言ってしまったが、簡潔に言えば「すっごい美味しい!」です。

 

続け様に食べたツナサンドも「すっごい美味しい!」

毎度のことながら、百発百中のツナサンド。

機械のように正確なその美味しさは、何の疑いもなく、目を瞑ってでも頬張る事ができる。

 

「美味しい」と絶大な信頼をおいてご飯を食べられることの幸せ。

 

僕は今、赤んぼのように妻を信頼しきることでなんとか支えられている。

 

簡潔に言えば「スラムダンク」山王戦の三井寿と同じ状態です。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。