12/23(月)夕ご飯 豆乳坦々鍋

12/23(月)夕ご飯 豆乳坦々鍋

家に帰ると、妻はスマホを手に取っていた。

どうやら先ほど更新した「12/23(月)お昼ご飯 ビビンバ」を見ているようだ。

妻がブログを見ている姿を僕が見る。

気恥ずかしさとなんとも言えない緊張感に包まれるが、妻はある部分をとても喜んでくれた。

「ご飯、味付けしたの分かったんだ」

聞けば、まずご飯をごま油で炒めて、その後味付けするという朝から大変な一手間二手間を施してくれていたのだ。

「よく気がついたね」

妻のその言葉は、先生に褒められた時のような優越感に浸らせてくれる。

 

お昼ご飯を食べる時、ブログにしっかりと載せられるよう、深く深く味わって食べている。

その結果、淡々と食べるだけでは味わえない美味しさだったり、感謝の気持ちを再認識することが出来ている。

妻飯、やってて良かったなあ。

公文式の謳い文句みたいな事を考えていると、夕ご飯が出来上がっていた。

冬があるから鍋が輝くのか。

鍋があるから冬が愛おしいのか。

どちらが正解かは定かではないが、妻がいるから我が家は彩られていることは間違いない。

眼鏡を曇らせながら見惚れていると、妻が小皿によそってくれていた。

ありがたく受け取り、ありがたく口に運ぶ。

 

美味しい………。

 

豆乳のまろやかさとひき肉の香ばしさが寸分の狂いもなく合致。

ひき肉は辛味が追加されているので、まろやかさの中にも程よい刺激を感じる。

そして、これでもかと投入された野菜たちが、僕の胃袋を掻き立てる。

妻がよそってくれた野菜たちを口いっぱいに頬張れば、水を得た魚、いや、土地を得た農作物のように野菜が輝く。

驚くべきはお鍋だけではない。

実家から貰ったタコブツや山芋も鮮度抜群。あっという間にお皿の底が見えてくる。

そして、妻が以前お店で食べたキヌア。

その味を再現したとのことだが、これが絶品。

妻は少し物足りなさそうだったが、元祖を知らない僕にとってはこれが正解だ。

 

回りまわって豆乳淡々鍋を食べきった後は、締めのうどん。

麺類に目が無い僕にとって、最高のフィナーレと言えるだろう。

 

全ての旨味が凝縮されたスープとうどんが絡む。

それを勢いよくすすれば、恵比寿様のように頬が緩む。

そんな僕を見て妻が微笑む。

気がつけば明日はクリスマスイブ。

外から聞こえてきたのはもちろん、ワム。

 

妻の料理は、大の大人をおかしくさせるほどの美味しさがあるようだ。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。