10/25(金)お昼ご飯 オムライス

10/25(金)お昼ご飯 オムライス

すっかり肌寒くなったある日。

いつものように妻と駅へ向かっていた朝。

裏道の階段へ差し掛かった時、妻が大きな声を発した。
何事かと思い妻の視線の先を追うと、小さな切り株がそこにはあった。

「どうしたの?」

「猿がいたかと思った」

猿。

聞けば、少しモサモサした切り株だったので、猿が寒そうに体をさすっているように見えたとのこと。

僕は今にも踊り出したいくらい、テンションが跳ね上がった。

文字だけで見るとなんのこっちゃかもしれないが、確かにその切り株は横目で薄く見ると猿に見えなくも無いのだ。

いや、猿に見えたかどうかはこの際どうでもいい。

「切り株が猿に見えた」

この出来事だけで、僕はこの上ない幸せを感じることが出来るのだ。
ちなみにこの切り株は、問題のある切り株、略して「もんき」と名付けました。

猿だけに。

お後がよろしいようで。

脳内で出囃子を流しながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

僕は今にも踊り出したいくらい、テンションが跳ね上がった。ちょっとだけボックスは踏んだ。

花の金曜日にオムライス。

鏡を見ていないので分からないが、おそらく僕はにんまりとしているだろう。

そして僕がにんまりすることを想定済みの妻も、おそらくにんまりしているだろう。

人様に見せられないような表情で、オムライスに喰らいつく。

美味しい………。

ひき肉の肉汁がこれでもかと溢れ出すチキンライスは、目尻と口角がくっついてしまうほどの美味。

かき込めばかき込むほど、美味がどんどん現れ、体の中で情熱的に混ざり合う。
まさに、美味美味シェイク。

それに加えて、ふんわり卵が混ざり合ったら、それはもうMAX級の幸せが訪れる。

この美味しさの波に乗り遅れちゃいけない、Ride on time だ。

帰ったら妻にこう伝えたい。
「今日のオムライス、NANA色の虹がかかったような美味しさだったよ。見た目もきREINA仕上がりだったから、写真撮ってお母さんに送LINAって。絶対喜ぶからやってMINA」

すっかり肌寒くなったのは、僕のせいか、それとも夏からAKIになったからなのか。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。