10/24(木)お昼ご飯 中華丼

10/24(木)お昼ご飯 中華丼

今日からまた、日常生活が始まる。

この数日間は夢見心地で過ごしていたが、いつまでも浮かれてはいられない。
弛んだ心と体に鞭を入れ、妻と一緒に家を出る。

そして僕は、おもむろに口を開く。

「結婚式、良かったねえ」

鞭は、効かなかったようだ。

目を瞑れば、いや、瞑らなくても蘇るみんなの笑顔、景色、そして妻のドレス姿。

青空を見上げれば、かげおくりのように映し出される。
そんな僕を見て妻が言う。

「いつもだったら、前日に戻りたいって思うけど、今はあの日を振り返る時間が幸せだから、そう思わないね」

あの日を締めくくるに相応しい、とても素敵な事を言った妻を、大きな羨望と少しの嫉妬で見つめる他なかった。

良い事を言われた嫉妬心が徐々に大きくなりながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

昨日、妻が言っていた。

「明日は今まで登場したことのないお弁当を作るね」

しばしの凝視の末、判明。

中華丼だ。

冷静を装っていますが、本当の所「中華丼だ!!!!!!!」くらいの高揚です。

僕は、餡がかかった料理(僕はドロドロ系と呼んでいる。帰れ)に目がない。
ただでさえ、つぶらな瞳の僕。

中華丼なんか出されたら、もはやのっぺらぼうだ。
勢いよく、中華丼に喰らいつく。

うっめぇ………。

ただただ大好きな味です。

16茶を上回る勢いのたくさんの食材に、とろーり餡が見事にマッチ。

豚肉の旨味も、チンゲンサイの歯応えも、しいたけの深味も、餡が上乗せされ、そのクオリティは格段に跳ね上がっている。

その味はもちろんのこと、レモンをそっと添える感覚。
黄色が一つ加わるだけで、こんなにも目を奪われるものなのか。

いや、のっぺらぼうの僕だ。もう既に目は無い。

じゃあ何を奪われたのか?

あなたの心です。

(このオチはどこかで使った記憶があるので、覚えてる方がいらっしゃいましたら、お教え頂けたら幸いです)

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。