10/18(金)お昼ご飯 プルコギ丼

10/18(金)お昼ご飯 プルコギ丼

結婚式前、最後の出勤。

気合いを入れて、仕事に臨もう。
お腹にエイッと力を入れて家を出る。

横を歩く妻も気力充分なように見受けられる。

ここでふと思う。

明後日には、妻のドレス姿をこの目に焼き付けられる。

それを考えると、せっかく込めた力が全て抜けてしまう。

妻のドレス姿。
マグロの大トロ、みたいなものだ。

想像するだけで、頬は緩み、口角は上がる。

あぁ。

僕の脳にブルーレイレコーダーを搭載したい。

記憶力の向上にドライフルーツが有効な事を確認し、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

おそらく今日が、結婚式前最後のわっぱ弁当になるだろう。
いわば紅白歌合戦の大トリ。

それが、プルコギ丼。

文句はどこからも聞こえない。
感慨深く、プルコギ丼に喰らいつく。

うめぇ………。

牛とお野菜たちに、味がしっかりと染み込まれていて、その深い旨味に僕の視界は遮断される。
その旨味は、噛み締めるたびに全身へ広がる。

暗闇の中で、広がる果報。
僕の人生に、光を与えてくれた妻のような味わいに、ただただその喜びを噛み締める。

そんな光を放つ妻のドレス姿。
港区の白金、みたいなものだ。

そしてそれを見守る、タキシードの僕。
豚に真珠、みたいなものだ。

妻に感謝し、感謝。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

結婚式まで、あと二日。