10/7(月)夕ご飯 ビーフシチュー

10/7(月)夕ご飯 ビーフシチュー

出張明けの月曜日。

仕事を終え、いつものように一重で帰宅。

「夕ご飯何にしようかな」

そんなことを考えながら歩いていると、自宅が見えてきた。
しかし、なんだか違和感を覚える。

長考の末に出た答えは「居間の電気が付いている」ということだ。

朝、消し忘れたっけ…?いや、しっかりと消した記憶が残っている。
そして、妻はまだ帰っている時間ではない。もし早く終わる場合は、連絡が来る。

空き巣…?

心臓の動きが活性化される。

それと反比例するように、ゆっくりと歩を進める。
玄関の前に到着し、僕は鞄から武器になりうる物を探す。

ハンドタオル。パソコン。レシート。わっぱ弁当。エコバッグ。折り畳み傘。
これだ。

僕は折り畳み傘を左手に持ち、右手でゆっくりと鍵を回す。
そして、恐る恐るドアを開くとー。

「おかえり」

妻。

僕は泡を吹いて、ぶっ倒れた。

目を覚ますと、竜宮城のような夕ご飯が出来上がっていた。

「仕事が早く終わったんだけど、驚かそうかと思って」

だとしたら大成功だ。旦那が泡を吹いたのだから。

そして雨過天晴とはまさにこのこと。
心臓が落ち着いたことを確認し、ビーフシチューを口に運ぶ。

うっめぇ………。

牛の旨味が凝縮された一杯に、僕は唸りをあげる。圧力鍋か妻の手腕か、お肉も野菜も、敏腕営業マンの物腰のように柔らかい。

そしてそれをご飯にかけてくれるセンスよ。

チキンステーキも、フレンチ料理のような仕上がり。
アスパラを一本だけ添えるセンスよ。

さらに彩り鮮やかなサラダ。
センスよ。

そんなハイセンスな妻にこれだけは伝えたい。

まじビビった………。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

怖かった………。