10/4(金)お昼ご飯 おにぎり

10/4(金)お昼ご飯 おにぎり

結婚式前、最後の出張。

そして出発前夜、妻はいつものように僕に問う。

「おにぎりいる?」

「いる!!!」とはやっぱり言えない。

「明日は朝早いから、無理しないでいいよ」

すると妻はこちらを見ずに、声を発する。

「大丈夫だよ。3個でいい?」

もうその優しさでお腹一杯だよ、と言いかけたが明日になったらお腹は空くので、妻の好意に甘えることに。

「じゃあ、もう作っちゃお」

そう言う妻を、横から眺める。

お米をリズムよく握っていく。

職人技のように、手際が良い。

平べったく並べられたお米たちが、瞬く間に美しいフォルムを描き出す。

「妻ちゃんのおにぎりもけっこう評判良いんだよ」と伝えようとしたが「誰から?」となることに気が付き、断念。

あぁ…早く言いたい………。

そんな風景を思い出しながら、午前中を乗り切る。

風呂敷を開く。

妻が僕の為に握ってくれたおにぎり。

その事実だけで、出張の寂しさが薄れていく。

妻を想いながら、おにぎりを頬張る。

美味しい………。

味もさることながら、やはり思い浮かぶはおにぎりを作る妻の姿。

野菜嫌いの子供が、実際に野菜作りを体験すると、野菜が食べられるようになったという話を聞いたことがあるが、今はその気持ちがよく分かる。

妻がおにぎりを作ってる姿を見たのちに、おにぎりを頬張った時の感動たるや。

大きな感動と同時に、それ以上の感謝の気持ちも押し寄せる。

この気持ちをどう表すべきか。

ライン?

電話?

プレゼント?

出張を頑張ってお賃金を稼ぐことが、今の僕に出来る最大の恩返しなのだろう。

分かっちゃいるけど帰りたい………。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言。

美味しかった。