8/28(水)お昼ご飯 牛丼

8/28(水)お昼ご飯 牛丼

駅までの道を二人で歩いていると、この1ヶ月半、姿を見せなかった学生たちが続々と現れる。

夏休みが、終わってしまったのだ。

それぞれどういう心境なのだろうか。

「学校始まっちゃったよ…」「みんなに会えるから嬉しい!」「このヒゲメガネ、まだ見捨てられてないんだ」

学生たちの気持ちは分からないが、僕たちの気持ちは一つ。

「1ヶ月半、休みてえ…」

2度とは戻ってこない、眩しいほどの夏休み。
思い出を回顧すると蘇る甘酸っぱくて素敵な……いやいや。

僕にそんな素敵は思い出は、ない。

年を重ねると、過去を美化してしまう癖があるようだ。

海で溺れて絶命しかけた思い出を振り返りながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

今日は何故だか、いつもよりお腹が空いていた。

どういう体の仕組みなのか、2週間に1回ほどのペースで現れるこの現象。
そのタイミングで、牛丼。

エアー妻の、頭を撫でる。周りからすれば、スクラッチを決めているように見えるだろう。

身体中に流れるビートを感じながら、牛丼に喰らいつく。

うめぇ………。

妻が作る牛丼は、本当に、お店で出されるそれと何ら遜色ない。
老舗の名店から、レシピを盗んできたのか?あまりの美味しさに、あらぬ心配をしてしまう。

味が染み込んだ牛と玉ねぎは、これだけ食べても大満足。
これをつまみに、ビールを流し込みたいくらいだ。

味が染み込んでいるの、それだけじゃない。

ご飯の細部にまで染み渡っているので、ご飯だけを食べても充分な美味しさを感じられる。

そして、全てを同時にかきこんだ時の幸せたるや。

今後、学生の頃のような長い夏休みは訪れないかもしれないが、毎日妻の料理が食べられるのであれば、僕は週休皆無でも構わない。

……やっぱり週休2日でお願いします。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。