7/25(木)お昼ご飯 かにかま天津飯

7/25(木)お昼ご飯 かにかま天津飯

今日の妻は会議の為、いつもより1時間も早い出勤。

そうなると、朝早くにお弁当を用意してもらうのは忍びない。

昨晩、僕は重すぎる腰を上げる。

「明日のお弁当は俺が用意するよ」

しかし妻は「ありがとう」という表情を浮かべたのち、ゆっくり口を開いた。

「大丈夫だよ。そのかわり……」

そのかわり……?

「今日の夜に全部作っちゃって良い?」

何故だか分からないが、目の周りがじんわりと熱くなった。

ああ。これは涙だ。

僕はそれを誤魔化すように、強く首を縦に振る。

それでも誤魔化しきれないと判断した僕は、お弁当の用意に取り掛かる妻の横で、
スポンジに洗剤を落とす。

妻、お弁当。
僕、洗い物。

やっている感を出してしまいそうになるが、どう考えても妻の負担の方が大きい。

せめてもの償いとして、扇風機を妻側に寄せた。

熱帯夜に怯えながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

僕は、あんかけに目がない。
言葉は悪いが、あんかけや麻婆等のどろどろ系が食卓に出てくるだけで、その日の憂鬱が全て吹き飛ぶほど。

それがお弁当で食べられるなんて。

まずは、卵を口に運ぶ。

はあ…美味しい……。

ふんわり卵が口の中で解ける。
そして中から、かにかまが登場。

タンパク質も豊富で、味も確か。
僕は「かにかま」という存在を見くびっていたかもしれない。

お次は、卵とあんをご飯にかけ、すぐさま喰らいつく。

うめえ……。

あんにもしっかり味付けがされており、これだけでもご飯が進んでしまう。

それに卵(かにかま入)が加わったらもう…。

お弁当界の銀河系軍団と呼ばせて頂きたい。

さらにお義母さん特製、あさりの佃煮がご飯に合うこと合うこと。
娘と母のコンビネーション。
親子かめはめ波を浴びたような感覚に陥る。    

昨晩の短い時間でこれだけのハイクオリティを提供する妻に、改めて尊敬の念を抱く。

もし「時間を気にせず、最高のお弁当を作ってください」という依頼が妻の元に届いたら。

最高のお弁当を誰かに食べられるのが悔しいので、僕が断ります。

器、ちっさ。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。