6/28(金)お昼ご飯 チキンソテー

6/28(金)お昼ご飯 チキンソテー

朝起きて、最初に目に入ってきたのは、辛そうにしている妻だった。

若干、二日酔いとのこと。

昨晩は、二人で白ワインを堪能しすぎた為、このような結果になってしまった。

見かねた僕は、妻に提案する

「今日、無理しないでいいからね」

そう言った後に主語がない事に気が付いたが、勘の良い妻は全てを察する。

「大丈夫。ご飯とかは詰めてあるし、あとは鶏肉をさっと炒めるだけだから」

なんという段取りの良さ。
そして、いつのまにそんな準備を。

聞けば、二日酔いの自分を見越して、昨晩の内に全てを仕込んでおいたとのこと。

一部始終を聞いた僕は、行水を行なった後のように、目が覚めた。

この視野の広さを一体どこから来ているのか。

そう言えば、妻のお父さんは学生時代、サッカー部だったとお聞きした。
ポジションはサイドバック。

妻のポテンシャルの高さは、攻守に渡り活躍するお父さんから引き継いだものだろう。

お母さんからのパスを受けたお父さんがセンタリングを上げる。
それを、妻がヘディングでゴール。

ああ。なんて素晴らしい家族愛。

僕は二日酔いどころか、まだ酔っ払っているのかもしれない。

ポカリスエット片手に午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

わずか10分で作りあげたお弁当とは思えない美しさ。

あの二日酔いは、もしかして演技だったのか?

そんな不要な疑いをかけてしまう程、いつも通りの仕上がりだ。

まずは、チキンソテーから口に運ぶ。

美味しいなあ。

噛むほどにジューシーが押し寄せる鶏肉に、思わずにんまりとしてしまう。
美味しいということは、幸せでもあるということを再認識させられる。

チキンソテー1つで、ご飯が進む進む。
これは配分を考えないと、あっという間にご飯がなくなってしまう。

ご飯とおかずの配分に頭を使う。
まさに贅沢な悩み。

チキンソテーを頬張り、ゆっくりと味わう。
ご飯に喰らいつきたくなる衝動を抑え、牛歩のように咀嚼。

旨味が口いっぱいに広がる。

はあ…。美味しい…。

ゆでたまごやトマトを、良きタイミングで投入し、ご飯とおかずのペースを合わせる。

最後に残るは、わずかのご飯とチキンソテーが1つ。

この続きは一体どうなるのか―。

今回は、皆様のご想像に委ねるという、あだち充先生リスペクトで終了です。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。