6/13(木)お昼ご飯 焼きそば

6/13(木)お昼ご飯 焼きそば

今日の妻は会議の為、いつもより早く自宅を発った。

それ即ち、僕は孤独な出勤となることを示している。
今まで何十回と経験しているが、未だに寂しさからは脱却できずにいる。

僕しかいない朝の部屋。

解放感や安堵感が襲ってこないということは、僕はそれだけ、妻との生活に満足しているということなのだろう。
一人、頬を赤く染めるが、状況に変化はない。

そして、朝ご飯も妻と一緒に食べ、出勤の準備も済ませてしまったので、やることがない。

ボーっとテレビを見るが、内容が頭に入ってこない。

電柱の鳥たちに声をかけるが、スズメがベランダに入ってこない。

けん玉をするが、玉が剣先に入ってこない。

ないない尽くしの朝。

こんなこと考えたくもないが、もし、僕一人の生活になってしまったら、一体どうなってしまうのか。

本当の孤独となった僕の姿が、脳裏に浮かぶ。

いや、朝からこんなことを考えるのはやめよう。

全てを振り払うため、僕は一心不乱に腕立て伏せを行なった。

限界を迎える直前、一つの仮説が思い浮かぶ。

もし、一人の生活になったら、僕は筋肉隆々になるかもしれない。

胸筋を意識しながら、午前中を乗り切る。

おっ。今日はわっぱ弁当ではない。
風呂敷を開く。

(ちょっと崩しちゃってごめんなさい)

焼きそば。

麺類に目がない僕。
冷静を装っていますが、興奮を抑えるのに必死です。

ドラえもんがどら焼きにかぶりつくのと同じ勢いで麺をすする。

うめえ……。

焼きそばは、何故こんなにも人々を魅了するのか。

老後の生活はどうなるの?将来の日本はどうなるの?
たくさんの問題や不安がありますが、焼きそばは、その全てを忘れさせてくれる。

濃いソースの味付けが、麺に絡みつき、脳細胞にまで旨味を届けてくれる。

くー。ビールが飲みたくなる。

グッと堪え、麺と一緒に豚バラや人参を口に運ぶ。

あー。余計ビールが飲みたくなった。

表面だけ見ると分からないが、中にはたくさんの具材が詰まっていた。
豚バラ、人参、玉ねぎ、もやし、キャベツ。
尊敬の念も込めて、南斗五車星と呼びたい。

横にあるトマトとレタス。
こういう妻のひと手間が、やっぱり嬉しい。

しかし喜びも束の間、僕は明日から2泊3日の出張へ。

3日間も妻のお弁当が食べられないという事実に、がっくりと肩を落とす。

いや、この出張も全ては妻の為、ひいては自分の為だ。
一所懸命に取り組み、胸を張って妻の元へ帰ろう。

そして無事に帰ってこられたら、妻と一緒に乾杯をしよう。

まだまだ当分、筋肉は不要だ。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。