6/8(土)お昼ご飯 ガパオライス

6/8(土)お昼ご飯 ガパオライス

休日の前夜に、必ず妻に問われることがある。

「明日、お弁当いる?」

120%の力で「いる!」と答えたい所ではあるのだが、なかなかそうはいかない。

休みの僕の分までお弁当を用意するということは、妻の負担になってしまう可能性がある。

しかし、「いらない」と答えるのも、心苦しい。

作って欲しいのだが、お願いするのも申し訳ない。

つくづく面倒臭い性格だと思うが、妻を愛するが故に余計なことを考えてしまう。

 

その結果、「あー…そうしたらお願いしようかな?あっ、もし大変だったら無理しないでいいからね。本当に」というなんとも回りくどい返答になってしまう。

どんな返答でも、優しく微笑んでお弁当を用意してくれる妻には、頭が上がらない。

お返しと言っては何だが、お風呂の排水口を洗うことにした。

 

カビハイターをしてから、わっぱ弁当の蓋を開ける。

ガパオライス。

もう一回口に出して言いたい。

ガパオライス。

まさか僕の人生で、お昼ご飯にガパオライスを食べる日が来るとは。

 

感慨深く、いただきます。

 

うめぇ……。

 

鶏ひき肉が香ばしく炒められており、タレが染みたご飯と一緒に食べるその味はまさに格別。

そして赤パプリカの情熱的な色合いが、僕の食欲を、そそる。

その勢いのまま、鶏ひき肉、赤パプリカ、ご飯を一緒にかき込むと、僕の眼から自然と涙が溢れ出る。

 

嬉しい涙?悲しい涙?

いや、違う。

美味しい涙だ。

涙を出し切ると、僕は最後の仕上げに取り掛かる。

スプーンをゆっくりと、半熟目玉焼きの黄身に落とす。

牛歩のように垂れる黄身。

 

僕はその全てを零さぬよう、丁寧にスプーンですくい、ガパオライスと一緒に頂く。

出し切ったはずの涙が、止めどなく溢れ出る。

 

鶏ひき肉の香ばしさに、赤パプリカの食感。

そしてタレが染み込んだライス。

さらに、とろーり半熟卵が加わる。

 

これはもう、バスケットボール アメリカ代表と同じく「ドリームチーム」と呼ばざるを得ない。

まさか2020東京オリンピックの前に、ドリームチームをお目にかかれるとは。

 

ドリームチームの招集に成功した妻には、金メダルを贈呈したい。

しかしこのガパオライス、過去のお弁当史上、トップ3に入る美味しさであった。

 

日々新しい美味しいをくれる妻には、頭が上がらない。

お返しと言っては何だが……

 

あっ、カビハイター流さないと。

 

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった。