6/6(木)お昼ご飯 みぞれ鶏むね肉

6/6(木)お昼ご飯 みぞれ鶏むね肉


通勤の途中に、新築の工事を行なっている場所がある。

いつものように、妻と二人でそこを通り過ぎようとした時、妻がある異変に気が付く。

「喧嘩してない?」

妻の視線の先を捕まえると、そこでは現場監督らしき人が、若手社員を至近距離で睨みつけていた。
若手社員も、一歩も引いてない様子。

ただならぬ緊張感。

それを見た別の若手社員が止めに入ろうとするも、監督は激高。
止めに入った若手社員を突き飛ばすと、その社員はヘルメットを叩きつけて、その場を去ってしまった

飛び交う怒声。

僕らは逃げるように駅に向かった。

道中、ふと思う。

もし、他人の喧嘩に、僕らまで巻き込まれてしまったら?
僕はこっそりとシュミレーションを行なった。

①己の拳で立ち向かう。
キングオブシャバ僧の僕。即返り討ちを喰らってしまうはず。
これでは妻を守れない。

②妻に逃げてもらう。
僕は無駄に足腰が強く、打たれ強いので、10分くらいは時間を稼げるはず。
その間に逃げてもらおう。

③土下座。
特に何も悪いことはしてないが、妻を守る為だったら、いくらでも行える。

何が起こるか分からない世の中。
足腰を衰えさせないためにも、日々鍛錬だ。

帰ったら、四股を踏もう。

徳俵に足をかけながら、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

昨晩の感動、再び。

まさかお昼ご飯用にまで残しているは…。
策士、妻。

早速、みぞれ鶏むね肉を口に運ぶ。

やっぱり美味しい………。

一晩経って、更に味が染み込んでいる。
ジューシーさは変わらずに、味の奥深さが増しているので、昨日よりも眉間の皺が深くなる。

お弁当でもこのクオリティ。

訂正します。
みぞれ鶏むね肉定食 1,980円。

鶏むね肉だけでなく、ナスもまた、昨日以上に染み込んだ味を披露してくれている。
和風のつゆは、なぜこんなにもナスと合うのか。
そしてそのナスは、なぜこんなにもご飯と合うのか。

世の中知らないことだらけだが、答えは後回し。

今はとりあえずこの美味を堪能しよう。

しし唐のほどよい苦みが、僕の体に活力を与えてくれる。
それはまるで、普段は厳しいことを言うが、その裏に愛がある〇〇のよう。
(皆様の当てはまる方を思い浮かべてください)

ふきやオクラ、トマトといった面々も、健康に気を使ってくれる妻の優しさが透けて見える。

こういった優しさや幸せを感じられるのは、全て妻がいてくれるからこそ。

力で妻を守ることができないかもしれないが、僕は僕のやり方で妻を守ろう。

一丁前にかっこいいことを言ったが、僕のやり方とは……。

③………?

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。