6/4(火)お昼ご飯 生姜焼き

6/4(火)お昼ご飯 生姜焼き

妻は髪が長い。

そして、それがとても似合っている。

短くしようか悩んだりもしているが、個人的には長い髪の妻が好き。

とは言うものの、短い髪の妻を見たことがないので、いざ短くしてみたら
「短い方が好き!いやん!」
となるかもしれない。

結論、妻であれば、どんな髪型でも良いのだ。

ロングだろうが、ショートだろうが、坊主だろうが。

もちろん髪型だけでない。

太ろうが、痩せようが、太ろうが。

妻が健康でさえいてくれれば、それでいい。
様々なニュースを見るたびに、その思いは強くなる。

しかし、反比例するように、己への要求は増える。

太りたくない髪抜けたくない臭くなりたくない。

妻は「気にしないよ」と言ってくれるが、アポロチョコサイズの自尊心がそれを許さない。

神様、かっこよくなりたいなんて、そんな贅沢は言いません。
現状維持、いや、せめて緩やかに下降させてください。

拝むように頭を抱えると同時に、こっそりと頭皮のマッサージを行なった。

腹筋に力を入れて、午前中を乗り切る。

わっぱ弁当の蓋を開ける。

生姜焼き好き!いやん!

約1週間ぶりの登場の生姜焼きに、僕の心は晴れ渡る。

辛抱溜まらんとばかりに、喰らいつく。

うめえ……。

これ、ランチでも1,300円支払えます。
それくらいの完成度と満足度。

作りたてのような柔らかい豚肉に、お手製のタレが染み込んで、ご飯が進んでしょうがない。
白飯促進委員会が設立されたら、満場一致で委員長に任命されるだろう。

更に、生姜焼きとご飯の間に潜むキャベツが、シャキシャキとした食感を与えてくれ、どんなに食べ進めても飽きることはない。

タレがご飯にも染み渡って、それを一気にかき込む感動たるやもう…。
1,600円支払えます。

そして、生姜焼きが10切れ以上もあるボリュームに、妻の良心が垣間見える。

「たくさん食べてね」
そんな妻の優しい声が聞こえてくる。これだけでもご飯が食べられる。

こんなに美味しいご飯を毎日食べていたら、ちょっとくらい太ってもしょうがないよね?

そんな甘すぎる考えが脳裏に浮かぶと同時に、肥大化した自分が目の前に現れる。

髪は薄くなり、ツンとしたにおいを覆った彼は、嬉しそうにソフトクリームを舐めていた。

僕は踵を返し、彼が見えなくなるまで走り続けた。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。