5/27(月)お昼ご飯 生姜焼き

5/27(月)お昼ご飯 生姜焼き

昨日は二人揃っての休日。

夕ご飯は、妻のご両親と妻のお姉さん家族との外食が決まっている。

それまでどう過ごそう。

朝ごはんを食べ、布団を干す。
洗濯と掃除は昨日済ませているため、特に行うことがない。

二人で静寂の時間を堪能していると、思い出したように妻の声帯が揺れる。

「髪切ろうよ」

最近、僕の散髪は妻が担当してくれている。

毎月床屋や美容室に行くことを重荷に感じていたので、妻の開業にはとても感謝している。

回数をこなすにつれ、妻は技術と自信を手に入れたようで、今回も嬉しそうにハサミやバリカンを用意し始めた。

ベランダに置いた椅子に座ると、妻が慣れた手つきで、僕の愚髪にハサミを入れる。

手持ち無沙汰の僕は、どこにも焦点を合わさずに、妻に身を任せる。

ハサミや車の音が、僕の耳に入り込む。

髪の毛以上に、僕の心が軽くなったような気がした。

そして、完成された僕の髪型は、どこへ行っても恥ずかしくない仕上がりだった。

この完成度に対し、財布を開かないのもなんだか申し訳ないので、二人の貯金箱
にこっそり千円を入れた。


身も心もさっぱりした状態で午前中を乗り切る。
休み明けの重い右手でわっぱ弁当の蓋を開ける。

おお…。

思わず感嘆の声が漏れる。

この盛り付けに、心が高揚しない人間はいないだろう。
軽くなった右手で箸を持ち、生姜焼きを口に運ぶ。

うまい…。

いかんいかん。
この味が消えないうちに、ご飯とキャベツを投入せねば。

急いでかき込む。

うめえ…。

生姜焼きの純粋で真っすぐな味は、僕の胃袋にしっかりと届く。
目を見つめ「大好きだ」と告白する男子学生のように、まっすぐ届く。

そして、そんな素敵な経験、僕には、ない。

涙を拭いながら、ゆで卵に慰められる。
いつもありがとう……。

気を取り直してわっぱ弁当に目を向けると、
僕の祖母が作ってくれたちくわの梅大葉巻きが入っていた。

これは、僕以上に妻が愛してやまない一品。
祖母は妻を想い、実家に帰る度にわざわざ作って用意してくれている。

その情景を思い浮かべると、お腹も心も一杯になってしまう。

辛い月曜日も、妻のお弁当があれば、僕は頑張れる。

毎週同じようなことを書いているが、お許しを頂きたい。

いい加減学習しろよ、と自分でも思う。

しかし、今よりも頭脳が優れ、妻のお弁当に慣れてしまうよりも、少し頭脳が劣っていても、いつまでも妻のお弁当に感動している自分でいたいと切に願う。

まあ一番良いのは、今よりも頭脳が優れた上で、いつまでも妻のお弁当に感動できる人になることなんですけどね。

涙を拭う。

ゆで卵はもういない。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。