5/15(水)お昼ご飯 太巻き

5/15(水)お昼ご飯 太巻き

今日の妻は会議の為、いつもより遅く出勤することに。
それすなわち、僕は一人で家を出る。

寂しい。

朝の通勤時間に妻と話す時間を、僕はとても大事にしている。

真面目な話、くだけた話、なんでもない話。

どんな話でも、何故だか芯を喰った内容になる。

それは、仕事に向かうという緊張感の産物なのか、はたまた気のせいか。
何にせよ、朝の妻との会話は、僕にとって貴重な時間なのだ。

それが今日は、ない。

妻に見送られながら家を出て、ただひたすらに歩を進める。

歩。歩。歩。

昨日のドラマのこと、キャンプのこと、犬のこと。
話したいことはたくさんあるが、話す人が隣にいないので、一旦保存。

無心で歩きながら、なんとなく足元を見る。

あっ。僕けっこうガニ股で歩いている。

ガニ股で歩くと、腰を痛めるらしい。
腰痛で悩んでいた先輩は、ガニ股を矯正したら、痛みがだいぶ治まったとのこと。

帰ったら、この話も聞いてもらおう。

特段話すことがない午前中を過ごす。

有心でわっぱ弁当の蓋を開ける。

おおー!
太巻きだ!

まさかの登場に驚きと興奮を隠しきれない。

こういった采配を見せてくれる妻だがら、僕はいつまでも心を奪われてしまう。

手掴みで、太巻きを頬張る。

うめえ…。

しっとりハムとシャキシャキレタス。
それに卵焼きが加わり、食べ応え抜群。

更に、トッピングされたマヨネーズが濃厚な味わいを演出する。

一見、サンドイッチのような組み合わせだが、これがなんとも太巻きに合う。
「ほれ見たことか」そう言ってほほ笑む妻の姿が想像できる。

一つ食べるだけでも、相当な満足感を得られるのだが、何と計6個も用意されている。

「くぅー。粋な真似を。負けていらねえぜ」

僕はそう意気込むと、江戸っ子よろしく袖をまくり、手掴みにしたそれを何度も頬張る。

はあー…。幸せだ……。

早く帰って、この感動を妻に伝えたい。

このようにして、話したいことが富士山の頂上まで積み重なっていく。

が、今日はまず妻の話を聞くことにしよう。

恐らく、妻が話したいことは、エベレストの頂上まで積み重なっている。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言
美味しかった。