4/6(土)朝ご飯 パン

4/6(土)朝ご飯 パン

金曜日の仕事を終え、体調不良の妻が待つ家へ急いで帰宅。

「おかえりぃ…」

いつもの50万カラットの声が、15万カラットにまで落ちている。

マスクを着け、辛そうに横になっている。

ただ、薬を飲んでゆっくり寝たら、だいぶ良くなったとのこと。

一安心。

しかし油断は禁物。

僕は必死こいてかき集めた、風邪をひいた時に効果的な食事情報を駆使し、必死こいて夕ご飯の準備に取り掛かる。

愛する妻の為に無我夢中で作り、愛する妻はそれを完食。

りんごとビタミンCのゼリーと薬を飲んで、就寝。

翌朝、先に起きた僕は妻の起床を待つ。

妻の第一声は一体どんな言葉がー。

妻起床。

ドックンドックンドックン。

「あっ、大丈夫だ」

歓喜。

僕の中の細胞一つが声をあげている。

東西ドイツが統一し、ベルリンの壁が崩壊された時はこんな感じだったのだろうか。恐らく違う。

その勢いのまま、洗濯とお風呂掃除に向かう。

あれこれ終わり、リビングに向かうと机の上には朝食が。

「昨日のお礼。体調も大丈夫だよ」

お義父さんお義母さん、あなたの娘さんはこんなにも素敵な淑女に育ちました。

トースト

ポタージュ

キャベツとスパムの炒め物

コーヒー

あれ?異国の地?

僕の人生でこんなに素敵な朝食を迎える日が来るなんて。

食パンをそのままかじって、麦茶で流し込んでた頃の僕に教えてあげたい。

トーストにはオリーブオイルと塩がかかっており、サクサクの食感と相まって朝食とは思えない満足感。

ポタージュは市販の物だが、妻が入れてくれたと思うと旨味は倍増。

世の中の全商品は、妻を経由して売るべきだと思う。

そして妻が淹れたコーヒーは尚格別。

ホッと一息どころか、副交感神経が高まりまくり、最大のリラックスを手に入れられる。

この一週間、頑張ってきて良かったと心から思える。

そんな幸せを噛み締めながら、横にいる妻の顔を見る。

100万カラットの笑顔を浮かべていた。

妻に感謝し、完食。ごちそうさまでした。

・まとめの一言

美味しかった